働きたくない村人のラノベ日記

ブログ開設2014年5月30日

2017年 10月に読んだオススメのライトノベル

語り部は悪魔と本を編む (ファミ通文庫)

《あらすじ》
拾い上げ作家(デビュー未確約)の中村雄一は、理想に限りなく近い女性の絵美瑠と出会い、交際することになる。しかしある日、絵美瑠が雄一の新たな担当編集者であることが発覚!!二人は動揺するも雄一のデビューに向けて、恋人としてだけでなく、作家と編集者としても頑張っていこうと誓い合うが、二人の前にはデビューを阻む悪魔のような編集長が立ちはだかる!二人の夢の行方は―!?今“一番応援したい”出版業界の恋と戦い!

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タイムシフト 君と見た海、君がいた空 (ダッシュエックス文庫)

《あらすじ》
始まりは、あの夏休みの最終日。道に迷っていた七尾レキは、民家の庭木によじ登り、猫を助けようとしていた変な少女、八神リノと出会った。のんびり屋のレキ。天真爛漫で、ちょっと寝坊助さんで、手のかかる妹のようなリノ。偶然にも同じ家で居候することになった二人。親友のユウキとアザミも仲間に加わり、商店街に遊びに行ったり、季節外れの海水浴も楽しんで。そんな日々を重ね、そして二人は、ごくごく自然に恋に落ちた。だけど、この世界は大きな“不具合”を抱えていて―それは遙か遠く、ある世界の片隅で紡がれた、甘く切ないボーイミーツガール。

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タイムシフト 君と見た海、君がいた空

タイムシフト 君と見た海、君がいた空 (ダッシュエックス文庫)

《あらすじ》
始まりは、あの夏休みの最終日。道に迷っていた七尾レキは、民家の庭木によじ登り、猫を助けようとしていた変な少女、八神リノと出会った。のんびり屋のレキ。天真爛漫で、ちょっと寝坊助さんで、手のかかる妹のようなリノ。偶然にも同じ家で居候することになった二人。親友のユウキとアザミも仲間に加わり、商店街に遊びに行ったり、季節外れの海水浴も楽しんで。そんな日々を重ね、そして二人は、ごくごく自然に恋に落ちた。だけど、この世界は大きな“不具合”を抱えていて―それは遙か遠く、ある世界の片隅で紡がれた、甘く切ないボーイミーツガール。

売り上げ次第でこの切ないボーイミーツガール作品の続編が読めるのであれば、一見の価値がある良作であり、是非とも未読のラノベ好きの方々におすすめしたい。

主人公の七尾レキとヒロインの八神リノの運命的な出会いから幕を開け、自然な流れで恋に落ち、徐々に関係が深まっていくまでは順調に進んでいきます。しかし、この作品の肝となる“カムナギ”という厄介な異能を抱えた人間たちに科せられた体質。恋人同士が行う肉体的接触がきっかけとなり、相手にカムナギの体質が感染する世界。ある“カムナギ”を抱えた友人は、何の脈絡もなく神隠しにあって年単位で消息不明になり、神隠しの間は一切老いることはなかったり、主人公のレキに至っては他人の記憶が流れ込んできて自分の記憶と混濁を起こして人人格が入り乱れる始末。世間的には“カムナギ”は煙たがられる存在であり、彼ら自身も厳しい現状で必死に生きているのが現状。

そのなかで、主人公の七尾レキと八神リノの二人の“カムナギ”が恋に落ちる流れを切なく描き、ラブコメ的な演出も適度に織り交ぜてエッチなトラブル(具体的にはレキの部屋に入ったリノがエロ漫画に興味津々にしている光景を本人の目の前でやらかしたり)を起こすことで、衝動的に既成事実を成立させようとしたり。
ちょっとシリアス気味なボーイミーツガール作品のなかにあるポップなラブコメ展開が究極の癒しです。
ついでに言うと、『恋人同士がやる肉体的接触(重要)』が何を意味するのか。性的描写は事後のヒロインの感想に済ませ、残りは読者の創造におまかせするスタンスにならざるをえないのは仕方のないことなのはわかるけれど、許容できる範囲でどんな行為をしたのかをこの目に焼き付けたかった(ゲス顔)

レキとリノの恋の行方の一部始終を語ると、“カムナギ”という不思議な異能の真実や、それがきっかけで大きく捻じ曲げられることになった二人の恋について自分が死ぬほど身を引き裂かれそうになった展開についてネタバレになるから言及は避けるけれど、なかなかに素晴らしいライトノベルを引き当てたので、まだ読んでいない人にはオススメしたいなと思える作品だということは言えます。

あとはダッシュエックス文庫があんな結末を用意したのだから、続巻を書く流れであることを信じて、なおかつ無事に話題も広がって売り上げも伸びることに期待していきたいと思います。

この素晴らしい世界に祝福を! 12 女騎士のララバイ

この素晴らしい世界に祝福を! 12 女騎士のララバイ【電子特別版】 (角川スニーカー文庫)

《あらすじ》
ダクネスを「ママ」と呼ぶ謎の少女の出現に一同騒然…。事情を聞けば、ダクネスのいとこで、彼女を母のように慕って遊びにきたのだという。一方ダクネスは貴族の仕事に精を出すべく、高額所得冒険者の税金取り立てを開始。まんまと捕まったカズマは、ひとつの手枷でダクネスと繋がれ、一晩を共にすることに。その夜、ダクネスから「お前は、めぐみんの事が好きなのか?」と問われ―。女騎士の意地と涙、決意の嵐が吹き荒れる!

カズマとめぐみんの仲間以上恋人未満の関係。めぐみんからの告白を受けた後のカズマの対応。そして今度はダクネスからの告白を受けて断るカズマ。三嶋くろね神のイラストと究極に可愛いヒロインたちとの恋愛関係が佳境に突入して、全年齢版で表現できる夜のシーンが惜しげもなく書かれていて、このすばシリーズ史上最も萌える。なんなんだろう、カズマの欲望の全てを受け入れるスタンスのめぐみんダクネスの反応が理想的ヒロイン像過ぎて可愛いのもあるが、自らの気持ちをストレートにぶつけて難聴系主人公に逃げることなく返答する光景が気持ちがいい。
このすばシリーズで長きにわたって登場してきたキャラクターたちなだけに、育まれてきた個性や趣味嗜好も多岐にわたり、その膨大なキャラクターのプロフィールが読者の脳内にインプットされています。それらを総合して、めぐみんダクネスがカズマに告白した事実やその後のやり取りからにじみ出る、言葉にはない好意の深さがうかがえて、読者には二人のヒロインがどうしようもなく可愛く映ります。

佐伯さんと、ひとつ屋根の下 I'll have Sherbet! 3

佐伯さんと、ひとつ屋根の下 I'll have Sherbet! 3 (ファミ通文庫)

《あらすじ》
四か月ぶりに帰省したり、桜井さんの提案で佐伯さんと一緒にプールに一緒に行ったりと、僕こと弓月恭嗣と彼女の同居生活は夏休みも順調と言えた。そして、九月。二学期に入った水の森高校では、一か月後に開催される学園祭の準備がさっそくはじまりだした。一年も折り返し地点。大きなイベントを控え、何かが起こりそうな気配が……。常に冷静な弓月くんと、とびきりの美少女なのにちょっとHな佐伯さんが繰り広げる同棲&学園ラブコメ。第三幕。

両想いが確約されている学園ラブコメで、同棲生活で常に一緒にいて、健全な関係と距離感を保っている弓月と佐伯さんがまだ何を成し遂げていないか。そうだ。両親へのご挨拶だ。
佐伯父とは過去に面識があったけれど、佐伯母はまだ未登場だった。ご両親登場パターンは学園ラブコメでどんなネタに使うかは自由だけれど、ラブコメをやっている主人公とヒロインに対して両親という存在を配置することで、物語の視野も広がってよりいっそう面白くなるから自分としては凄く良かった。

高校生の男女が同棲生活をしながら、周囲のクラスメイトには秘密にして、家が近所という嘘で通し続ける学園ラブコメ。ちょっとした拍子にポロっと二人の関係が露見しかねないトラブルがちょいちょい出てくるたびに、詰めの甘さのガバガバ感に、『もういいから、とっとと公認カップルになっちゃえよ(ニヤニヤ』という思いに駆られる。
弓月くんと佐伯さんの愛の巣にいろんなクラスメイトを送り込んで滅茶苦茶な展開にしたり、学校全体に二人の関係が拡散されて教師を引っ張り出した展開とカ、読んでみたい今後の展開がドンドンあふれてくる。
本当に、毎日学校に通う光景とか、佐伯さんの自転車に乗る練習に付き合うために校庭を使う件とか、もっと周囲のクラスメイトたちに茶化される燃料が投下されているのに、なかなか引火しない。

これだけ清く正しくまっすぐなファミ通文庫の学園ラブコメにしては、驚異のネトラレ展開で自分のメンタルは一時的にゴリゴリに削られて憤死しかけて、ある意味とっても心を揺さぶられたけれど、そんなマイナス方向に振り切った展開で魅せるよりも、自分はラブラブイチャイチャした弓月くんと佐伯さんが見たいんじゃ!

デート・ア・ライブ17 狂三ラグナロク

デート・ア・ライブ17 狂三ラグナロク (ファンタジア文庫)

《あらすじ》
自身を犠牲にして五河士道を死の運命から救うため、幾度も世界をやり直す最悪の精霊と呼ばれる少女―時崎狂三。彼女の本当の想いに触れた士道は、精霊たちに真実を告げる。最悪の未来を回避するため、そして世界の運命をひとりで背負う狂三を救うため。しかし時、同じくウェストコットはDEMの総力を結集させ、士道を殺すために動き出す。最強の魔術師エレンとアルテミシア。大量の“バンダースナッチ”に加え疑似精霊の“ニベルコル”という圧倒的戦力差の中。「―さあ、始めようか“ニベルコル”。俺とおまえの、戦争の時間だ」ターゲットの士道は最前線に現れて―!?

新刊が発売されるたびに新たな美少女が出てきて、自分のなかの『デートアライブのなかで好きなキャラクターランキング』が更新されてしまう。見た目だけなら表紙の黒髪美少女が超可愛いけれど、とても残念なことに敵対勢力に属しているという現実。つなこ神のイラストが多彩なキャラクターを描き分けてくれるのが全部悪い。

さて、シリーズもいよいよ佳境に入ってきており、これまで謎めいていた真実が徐々に本編でも明らかになってきている感じで、20巻の大台にもうすぐ届くところまで来ても、中だるみしない面白さに天晴。もっとも、少し頭を働かせれば、村雨令音が怪しいという事実は誰でもわかることだけれど、それが果たしてどんな展開を巻き起こすのかまでは予想はできない。そういった意味では、『デートアライブ』シリーズを長く愛好してきたファンにとって、これまで引っ張ってきた秘蔵のネタを上手く物語に組み込んでくれた、非常に楽しめる展開でした。

軍オタが魔法世界に転生したら、現代兵器で軍隊ハーレムを作っちゃいました!? 11

軍オタが魔法世界に転生したら、現代兵器で軍隊ハーレムを作っちゃいました!? 11 (ファンタジア文庫)

《あらすじ》
最古の軍団始原の団長であり、万を超える魔物を創造・使役する魔術師S級アルトリウス。信条の違いから彼と対立、全滅の危機に陥ったPEACEMAKERを救ったのは、「リュート君、そんな悲しそうな顔をしないで」力なき身でアルトリウスに勇敢に立ち向かい、捕虜となることで時間を稼いだエルの献身で―「この借りは絶対に返してやる!」世界最強の軍団、魔術師の頂点を撃ち破るために、リュートは禁断の兵器の開発に着手する。それはこの世界の戦の定石を、完膚なきまでに破壊するものだった!大切な恩師と、軍団の誇りを賭けた雪辱戦。世界の歴史を変えるこの戦場に、PEACEMAKERの砲音が鳴り響く!

リュートの異世界転生の事実を把握する謎の人物の影。広大な大陸で両者が衝突するときが物語の最終章の幕開けとなるのか……。これまでに、数多くの異世界ファンタジー作品に目を通してきたけれど、ある程度であれ結末に向けて収束する流れがセットされている作品は、「1冊を読み切った」ときの充足感と「少しずつ結末に近づいているけど、次はどんな展開になるのか……」という期待感があるから良い。
もっとも、大前提として“クライマックスにたどり着くまでに打ち切られない”がある程度は担保されていないことには、到底不可能な要素ではあるけれど、軌道に乗った長編シリーズ作品においてはやっぱり、先ほどの二つの要素は欲しいところではありますね。

異世界ファンタジーのなかで現代の最先端技術の粋を尽くした兵器で挑む展開も、序盤の頃は比較的にワンサイドゲームが多かったけれど、徐々に敵対勢力のステータスも戦闘規模も破格のスケールになってきて、容易に勝利できるものではなくなってきている。
そのたびに、これまで扱ってこなかったえげつない兵器の開発と作成からの実践導入がハイペースで進んでいき、強敵との死闘を演出しているので、バトルシーンは非常に有意義。新兵器にあわせた戦局展開も、
人外生物も多数存在する異世界ファンタジーの世界なだけに、現代では考えられない局面に移り変わることもしばしばあるので、多彩な
ガンアクションが楽しめるのも長所。

個人的に気に入っているシリーズ作品なので、完結まで末永く新刊を追っていきたいと思います。

俺を好きなのはお前だけかよ(6)

俺を好きなのはお前だけかよ(6) (電撃文庫)

《あらすじ》
校内屈指の美少女であるひまわり、コスモス、あすなろ、そしてパンジーの四人からの愛の告白に『究極の回答』を返した俺。…え?『究極の回答』ってなんだって?ネタバレを恐れずに言うぜ。―前巻ラストを読んでくれ。さあーて、いよいよ始まる夏休み!実はひまコスパンジーと、いろんな約束をしてたんだよな。流しそうめんに海水浴、花火大会も!一生に一度、あるかないかの、幸せに満ち溢れた高校二年の夏休み!!全てのイベントを、完膚なきまでに楽しんでやろうじゃねぇか!!だってのに、なんで俺の目の前には、ホースの親友・特正北風がいやがるんだ!?ん?俺に相談がある?ま、まさか―!波瀾万丈な夏がやってくる最新刊!!

ブリキ神のイラストをフル活用した渾身のギャグ! 99%の読者が得をしない男キャラのガチムチイラスト。王道の学園ラブコメでありながら、巻を重ねるごとに爆発的に面白くなってきていき、あらゆる技術を駆使して新展開に突入させることで、主人公であるジョウロの周囲の人間関係を引っ掻き回してくれる。

本命となるメインヒロインであるパンジーとの確固とした関係を築いているのに、いつまでもアホみたいに波乱万丈な学園生活を満喫しているのは何故なのか……、早い話が、『ジョウロとパンジーがバカ正直に青春ラブコメを謳歌するような性格ではないから』なのかな。
自分としてはIFストーリーでも何でもいいから、高校卒業後の姿だったり、二人がベタベタするような激甘なラブコメ展開も読んでみたい。

電撃がイチオシする傑作ラブコメも近い将来アニメ化される機会がくることを待ち望んで、これから先も楽しんでいきたいと思います。