働きたくない村人のラノベ日記

ブログ開設2014年5月30日

夏の終わりとリセット彼女

夏の終わりとリセット彼女 (ガガガ文庫)

内容紹介
その夏、彼女は記憶を失った――。

夏休み。桜間さんが事故で記憶を失った。
桜間さんといえば、完全無欠の「正義の人」にして、クラスの誰もが認める超美人。そしてなんの間違いか、僕、峰康の“カノジョ”でもある――。そんな桜間さんが、記憶喪失。
ゴシップに飢えた高校生たちにとっては、格好のエサだ。安いメロドラマを求めて僕にまで群がってくるやつらに愛想笑いを返しながら、僕はお見舞いにも行かなかった。行けなかった。好奇の目から逃げるように桜間さんを避けまくっていた僕は、2学期早々、彼女と気まずい再会を果たす。彼女は僕のことも完全に忘れていたわけだけど――「あなたは、私が一番嫌いなタイプの人間だと思います」――うん、まあ、全力で嫌われました。僕としてはそれでよかったのだけど、何故かとんでもなくお節介な先生のはからいで、僕は風紀委員である彼女の補佐を拝命することになってしまう。数少ない友だちの水井や、桜間さんの友人・宮井さんにも後押しされながら、僕らはもう一度、一から関係を築いていこうとするが――ゼロどころかマイナスからはじまる等身大青春グラフィティ!


感想


風紀委員で生活態度に厳しい桜間さんと自堕落な主人公の青春ラブコメの模様を書いたラノベでした。
彼女が忘れた財布を必死になって届けた主人公と記憶をなくしてからはじめての向かい合っての会話。些細なスレ違いがあることを認識した桜間さんは、ここから主人公に対しての態度がかわる。


主人公が保健室にサボりに行くのだと知ればそれを阻止しにいき、嘘をついて目の前から逃げる口実を述べればそれを察知して待ち伏せする。
桜間さんのかつての恋人に対する行為が彼女の生真面目な性格を表しているような気がします。なにこの押しかけ妻。もうお前ら付き合っちゃえよww


そんな性格の彼女は生活環境からなのか、はたまた記憶喪失からきたものなのか、ゲームなどの娯楽に関してはまるで無知。
はじめてやったFPSギネスブックにものったというテレビゲーム。はじめてやるゲームが全くクリアできずに出てくる負け惜しみの言い訳。
はじめて食べた映画館のキャラメルポップコーンに夢中で必死に食べる姿など、序盤のかたい雰囲気とは正反対の反応の数々は笑えました。


エピローグでは無事に仲のよい恋人関係?になりハッピーエンドになってよかったです。最後には真面目な風紀委員さんの口から下ネタが出てきたりと、以前より関係が進展した雰囲気がでていて、読み終わってみればとてもスッキリする内容でした。