働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

六畳間の侵略者13

12巻で真希とクランが六畳間のメンバーと和解したことで新しい絡みがうまれたことは読者としてまたファンとしては嬉しい限り( ≧∀≦)ノ。


六畳間の侵略者! ?13 (HJ文庫)

内容紹介
自らの母、神聖フォルトーゼ銀河帝国皇帝エルファリアが病に倒れたという緊急連絡を受けたティアは、母国の政情も鑑みてころな荘一○六号室の侵略を断念、帰国を決意する。六畳間の面々からのプレゼントを手に、ティアとルースは後ろ髪を引かれながらも母国へ向かうが――それは反皇帝派が仕掛けた罠だった! 今巻の孝太郎もちょー大活躍だぜ!!


感想
ゆりかのティアに対してのプレゼントが漫画wwまあゆりかの少ない所持金から捻出してくれたことを考えるとその気持ちが伺えるけど漫画ってwwこういう小さいところでゆりからしさがでてきてるね。


話が進むと、ティアの母親のエルファリア現皇帝が登場。なにやら孝太郎と親しげな雰囲気。ここまでの既刊で一度も接点はなく、どうやら14巻でその経緯が書かれているよう。母娘そろって青騎士に惚れてたら笑えるんだがww


孝太郎の着ている青騎士の鎧についても伏線回収の意味でルースの推理が始まります。
はじめて青騎士の鎧を着たときにフィットしたのはその鎧の設計者がエルファリア。そして、これまで孝太郎とクランが現代に戻るためにタイムリープをしていることから一つの推測がたてられる。
真実は14巻にあり!続きが気になるぅ!


そういえば8.5巻で火竜帝アルゥナイナとの契約があったな。その力が13巻になってやっと登場するときは「あ~あれが出てくるのか。エウレクシスさんオワタ」
これまでさんざんゲスな行いをしてきた罰が下されるとなったときはスッキリした。


エピローグでは孝太郎の持つ剣、エルファリアとの奇妙なやり取り、あらかじめ青騎士に組み込まれていた数々のプログラム、それら全てがティアに明かされる。
これまで孝太郎の秘密を知るものはルース、クラン、エルファリアの3人だけだったのが、ようやくここにティアが加わったわけです。
いやーこのあとどんな風に話が展開していくのやら。ティアの崇拝する青騎士=孝太郎と知り、しまいには孝太郎に抱きついてるし、本当に嬉しそうにしているヒロインは読んでいていいもんです。



最後に。これまでの長いシリーズを経てうまれた各キャラの掛け合いは最高に面白かったです。
鎧が操る科学と霊子力技術、身に宿した霊能力と魔力。果ては超常生物の召喚。
孝太郎による他人が力を託そうと思わせる人徳がここにきて窮地を脱することができ、勧善懲悪ものとして、スッキリした気分で読み終わることができた。