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働きたくない村人のラノベ日記

ブログ開設2014年5月30日

俺が生きる意味 5 都心楼のディザイア

俺が生きる意味 5 都心楼のディザイア (ガガガ文庫)
内容紹介
水族館の惨劇から、二か月。櫛灘学園に編入した斗和は、そこで従姉のかりも、さらには神悠言の少女たちと出会う。そして幼いころによく遊んだ瞬夏と偶然百貨店で再会。しかし、その再会は不条理の呼び水だったのかもしれない。一人前になりたいと願う神悠言の少女、霜月。斗和に憧れるアイドル、瞬夏。そして、力を欲する斗和。いくつもの願望と思惑が渦巻き、崩壊のアルペジオを奏でる。過去最大数の人喰いの化け物が跋扈する絶望のなか、あの少女の面影を持つ魂を狩る幻想生物が姿を現す。「―貫き届く刃の意志、発動」



感想
突然の山田鬼一郎の登場。水族館のときと同様に圧倒的な実力と異能をもってしてソウルテイカーを捻り潰す姿。その光景を目の当たりにした群集は山田の強さに心酔しだす。過去に山田とかかわったことのある斗和からしてみたら、「殺人鬼のいうことなんか聞くんじゃない!」て心理です。
しかし、山田の巧みな弁舌と演技力で聴衆を味方につけられ、逆に斗和の信用が地の底にまで叩き落とされます。


斗和の知り合いや神悠言の人物が一気に登場。前巻との空きが長かったこともあるけど、登場人物が増えすぎて把握しきれなかった。
神悠言のメンバーで唯一覚えられたのも霜月くらいだし。
学校と水族館の時に比べてワクワクしなかったですね。狩られる側の人間の多くが力をつけたせいで、これまでのようにソウルテイカーとの間にあった絶望感が薄くなったと思いました。まあ、霜月ちゃんが恋人宣言してくれたからいっかな。



最後に。この作品は、恐怖のシンボルであるソウルテイカーと人間の狂気によりパニックにさらされることで壊れていく精神。そこから巻き起こる不幸の連鎖。
幾度となくピンチにさらされて命を落としていく姿、引き込まれる世界観。
パニックホラー要素がこれでもかってくらい放りこまれている作品でした。
絶深海のソラリスとは違ったパニックホラーもので、ラノベとしてもめずらしいと思います。