働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

しゅらばら! 11 

しゅらばら! 11 (MF文庫J)

内容紹介
「ニセ恋人3人の彼氏を演じ続ける」という厄介な悩みを解決し、『彼女いない歴=年齢』に終止符を打った高校生・八木本一大。しかし、彼を取り囲む仲間たちの悩みまで解決したわけではない。朋店長と真愛の叔母・志束は理想の男性を求めてマツリすら巻き込み3人で合コンに臨む。鷹奈を想い続ける後輩の桃乃の前には、彼女を慕う後輩が現れて今度は追われる立場に。メイド喫茶『スウィート・ドロップ』に現れた謎の不審者の正体とは!? クラスメイトから恋の相談を受けて張り切る鈴音が騒動を巻き起こす? さらに早少女が一大をニセ恋人と見込むまでを描いた前日談まで収録。ちょっぴり「修羅場」なドタバタ系ラブコメディ、第11弾!! 後日談もあるよ。



感想
「うわぁぁぁぁぁ、誰でもいいから彼女がほしいいいいい!!!」
この頃の 一大 と 早乙女 の出会う前の話から10巻ラストのその後。


『スィートドロップ』の朋店長、天弓院志束、壇マツリの合コンなど
普段はあまりとりあげられないキャラクターたちが登場。
ブコメオンリーの作品ということで、それぞれ視点で違った恋愛事情が書かれています。


高校生ならではの悩み。職業柄起きそうなリアルなラブコメに少しドラマチックな演出を加えた感じでした。
ifストーリーは書かないと作者自身も決めていたようで、早乙女に関してしか主要キャラ中心の話はありません。
ーー負け組みの 鷹奈 や 真愛 の話を掘り下げてもしょうがないしねwwーー


作品の本筋は10巻で区切りよく終わった感じですが、これまでのシリーズを全て読んだ人には十分に楽しめる内容でした。
11巻の各話に一貫性はなく、短編集のような構成。個人的には《合コン》の話が一番好み。
しゅらばらで一番個性派なマツリの下ネタトークと挿絵のコンボが最高。
世俗に疎い 真愛 に マツリ がヘビー級の下ネタを交わしての軽快なトークがもう見れないのか・・・


最後に、しゅらばら完結お疲れさまでした。
何でも、次の新作の予定はもうすでにできているとか。イラストレーターもかわらないようです。
どんな作品が出来上がってくるのか楽しみですね。