働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

VRMMOをカネの力で無双する 2

VRMMOをカネの力で無双する2 (HJ文庫)
内容紹介
「小説家になろう」発。大人気課金バトルファンタジー第2弾!
イチローのギルド【Iris Brand】に錬金術師アイリスが復帰した。
イチローの周りに美少女が増え、気が気じゃないフェリシアに彼女との関係を尋ねられたイチローは、ゲームを始めてからの一週間を語り始める。
その内容とは、彼がトッププレイヤーに躍り出るまでの軌跡と、アイリスとの出会いに関連して引き起こされた事件(と課金)の数々で――。


感想
装備を新調するにあたり、生産職トップギルドで防具をオーダーメイドするも
イチロー「客観的にみて性能に不満はないよ。ただし、良い装備か決めるのは僕自信だ」
これがきっかけで1巻と同様に各方面から反感を買うことになる。
そんななか、“イチロー”は“杜若あいり(アイリス)”という服飾デザインの専修学校に通う一人の少女と出会い、彼女のデザインした装備を気に入った。
アイリスの≪防具作成≫はエドワードより圧倒的に低い。この事実を知ったエドワードにしてみれば自分の理念を侮辱するような出来事。
生産職のトップギルドとしてのプライドをもつ“エドワード”と“イチロー”の理念が正面衝突。
普通、ゲームの中での《防具》の位置付けは、《性能》を重視したものである。そこを一点に突き進めていった結果が現在のトップギルド。
しかし、イチローいわく「ナンセンス、デザインも性能の一部だ」とのこと。



こんな感じに全くぶれない主人公がカネにものを言わせて無双する。まさに『VRMMOをカネの力で無双する』
前回は“キングキリヒト”とのバトルにカネの力で勝利していましたが、今回は完全に無双すベクトルが異なってますね。主人公の個性も独特で、これまでのVRMMO作品の近接戦闘でかっこよく見せるスタイルと違うのも魅力。
それにしても“キングキリヒト”は使い捨てキャラじゃなかったんだね。ゲーム外でも繋がりのあるキャラだけど、もう登場しないかと思ってた。もう一回でいいからキリヒト軍団出てこないかなあ。
(キリヒト=SAOのキリトと限りなく近い別物です)


ーー以下は作中でのやりとりーー
アイリス「オーダーメイドにあたっての金額の負担額は?(ゲーム内通貨)」

イチロー「あー、限度額は言わないようにって、銀行から口止めされてるんだ」

アイリス「誰がクレカの限度額つったのよ! あんた破産する気!?」

イチロー「ははは、ナンセンス。いや、面白いジョークかな。僕が破産したら世界経済が壊れちゃうね」
金銭感覚の違いから生じるリアクションもあってコントのように楽しめます。