働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

のうりん 9

のうりん 9 (GA文庫)
忙しい忙しい。…あ、どうも。木下林檎です。農業高校生やってます。今はもうすぐ始まる緑園祭の準備で大忙しです。この学校に来て半年たちました。自分がどれだけ変われたのか、それはわからないけど…毎日がすごく楽しいです。このままずっと、耕作たちとこの学校で―えっ!?あ、あなたは…どうしてここに…!?いやっ!帰りたくなんてない!!林檎を連れ戻しに東京から訪れた最強の相手を前に、田茂農林に集いし仲間たちが立ち上がる!懐かしいキャラクター総出演で農業高校の本質に迫る、友情と祝祭の第9巻!これぞ史上最大の農林一揆!!




ベッキー無双の開幕!! 農業高校を舞台にした一大イベントである『緑園祭』は『体育祭』『文化祭』『販売日』を一般人向けに開放した行事。絶賛婚活中の“ベッキー”による暴走劇の体育祭。≪戦闘農力530000≫でなぜか敵として立ちはだかるベッキーに挑む農高生。木工砲などのメタなネタを限りなくぶっこんだ、のうりんのブッ飛んだギャグのオンパレード。「これは本当に農業高校を題材にしたラノベか!?」と考えたくなる内容。
体育祭では純度100%のギャグ展開だが、販売日となれば話は一転。9巻ではじめて、「ベッキーが教師をやってる……だと!?」と疑いたくなりました。『緑園祭』最後のイベントである『販売日』は農業高校の各専攻分野で持ち寄ったオリジナルの商品を販売し、売り上げを競うことが主な内容である。『体育祭』でのギャグとは打って変わって、農業高校の受験倍率、地元農業との繋がりなどの「そうだよ。僕が読んでるのは農業高校を舞台にしたラノベだよ」と現実に引き戻される、超真面目な内容。
前半と後半のギャップが強すぎてちょっと困惑しました。いやだって、アニメのベッキーのあの無様な姿を見てきたのに、いきなりこんなかっこいい姿を見せられてもねえ。