働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

星降る夜は社畜を殴れ

星降る夜は社畜を殴れ (角川スニーカー文庫)
高校中退のオレ、立花アキトが就職したのは、よりによって日本有数のブラック企業「ワクワクフーズ」だった。残業を何より好む怪物「社畜」たちの巣窟だ。セクハラの調査のため、オレは苦情のあった秋葉原のチェーン店へ休日出勤(やりたくねえ!)で向かった。そこにいたのは血まみれの包丁を握りしめたモヒカンの店長と太麺にがんじがらめにされた巨乳の美少女で!?オレ、いきなり大ピンチ!第19回スニーカー大賞“特別賞”受賞作!!





とあるブラック企業内での定時退社をめぐる≪社畜派閥≫と≪反社畜派閥≫のバトルコメディ。ブラック企業内に君臨する社畜四天王、名ばかり管理職労働基準法無視、過労死などなど。こんなものを出版して、ましてやラノベとして出してよいのか? と考えたくなるような内容。角川スニーカーさんからは前にも『スニーカーからエロ本が出てるぞ!?』と噂になった一冊があるのに、またえらいものをぶっこんできましたな。僕は社畜ではないので他人事のようにこのラノベを読むことができますが、いわゆる『社畜ラノベ読み』の方々には心がえぐられていく一冊なんじゃないでしょうか。
もしかしたら「あーこれあるある」「リアルすぎて笑えない」などの言葉が交わされているのかと思うと……
社畜の人は読む際には注意しましょう(笑)