働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

ソードアート・オンライン (13) アリシゼーション・ディバイディング

ソードアート・オンライン (13) アリシゼーション・ディバイディング (電撃文庫)
「咲け、青薔薇」“公理教会”の象徴である白亜の塔“セントラル・カセドラル”、最高司祭“アドミニストレータ”の待つ最上階を目指すキリトとユージオ。ついに二人は、“金木犀”の整合騎士アリスと再び対面する。しかし、キリトとアリスの“武装完全支配術”が暴走して塔の外壁を破壊、二人はカセドラルの外へと投げ出されてしまう。キリトと離ればなれになったユージオは、相棒の存命を信じ、単身塔を上り続ける。そんな彼の前に現れたのは、最古にして最強の整合騎士、ベルクーリ・シンセシス・ワン。子供の頃から憧れていた伝説の武人を前に、ユージオは青薔薇の剣を抜く。その決闘の結末は、一人の剣士の誕生により幕を閉じる。キリト不在の中、ユージオは整合騎士の鎧に身を包み、瞳に冷たい光を浮かべ―。





“アリス”と共に塔から落ちたあとから再び塔に侵入するまで。“ユージオ”VS“最強の整合騎士 ベルクーリシンセシス・ワン”の一戦。どれもこれも最高に読み応えがあって目が離せませんでした。
塔の壁登りの件は、あれだけのピンチな状況でありながら“アリス”から素の感情を引き出しまくる“キリト”君の女たらしぶり。それでいてやることはキチンとこなしていくスタイル。まさに天然ジゴロ。

“アリス”が徐々にアンダーワールドの真相を知らされその事実を認識しつつある姿。システムに抗って右目を失うに至るまでのやりとりもじっくり書かれていて、スローテンポとか考えずに本当に楽しめた。さてさて、どう結末を迎えるのか楽しみですな。