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働きたくない村人のラノベ日記

ブログ開設2014年5月30日

薬屋のひとりごと

ヒーロー文庫 ラノベ

薬屋のひとりごと (ヒーロー文庫)
大陸の中央に位置する、とある大国。その皇帝のおひざ元に一人の娘がいた。名前は、猫猫(マオマオ)。花街で薬師をやっていたが現在とある事情にて後宮で下働き中である。そばかすだらけで、けして美人とはいえぬその娘は、分相応に何事もなく年季があけるのを待っていた。まかり間違っても帝が自分を“御手付き"にしない自信があったからだ。そんな中、帝の御子たちが皆短命であることを知る。今現在いる二人の御子もともに病で次第に弱っている話を聞いた猫猫は、興味本位でその原因を調べ始める。呪いなどあるわけないと言わんばかりに。美形の宦官・壬氏(ジンシ)は、猫猫を帝の寵妃の毒見役にする。人間には興味がないが、毒と薬の執着は異常、そんな花街育ちの薬師が巻き込まれる噂や事件。きれいな薔薇にはとげがある、女の園は毒だらけ、噂と陰謀事欠かず。壬氏からどんどん面倒事を押し付けられながらも、仕事をこなしていく猫猫。稀代の毒好き娘が今日も後宮内を駆け回る。





薬屋で自らの体を毒になれさせることに幸福を覚える主人公の“猫猫(マオマオ)”。彼女のマッドサイエンティストで毒舌なスタイルに翻弄される周囲の人物の反応がとにかくいい。周囲とどこかズレた思考回路とそれに続く独白、口足らずな会話から生じるすれ違い。彼女の毒と薬にたいする異様な執着心と行動が癖になりそうな内容でした。
後宮内でのドロドロとした女たちの駆け引きによって巻き起こる事件の数々。『白粉による鉛中毒』『幼児への蜂蜜の投与』『炎色反応』『食物アレルギー』など、租借しやすくちょっと考えれば関連性を導き出せるもので読みやすかったです。
あとは、ラノベとして読むには若干後宮内の情事について切り込んでると思いますね。そもそもこの手の世界観を基にした小説なりドラマなりに触れたことがなかったので、後宮内の人物相関やその他もろもろの知識がなく、読み進めるのに体力がいりました。
なので、読み終わってみても登場人物たちの全体図が把握できませんでした。まあそれを抜きにしても、強烈個性の“猫猫(マオマオ)の活躍を楽しめますね(体験談)