働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

フェイトフル・モーメンツ 理想の砂漠

フェイトフル・モーメンツ 理想の砂漠 (講談社ラノベ文庫)
MMORPG“フェイトフル・モーメンツ”計画―それは人類の仮想現実空間移住プロジェクトの一環だ。だが稼働一ヵ月後、プレイヤーの自発的ログアウトが不可能になる原因不明の不具合が生じていた。そして、その中でおれ・鈴木幾太は目覚めた―五年前の自分のコピーとして。どうやら、最強の戦士として君臨していたオリジナルの“おれ”が人類を裏切ったらしい。おれは人類のため、幼馴染みのセルマたちとともに“おれ”に立ち向かうことを決意するが…!?仮想と現実は交錯し、人類の存在をかけた、最強×最強の自分どうしの戦いが始まる―!“ワルプルギス賞らいと2013”受賞作!





MMORPGと聞くと『SAO』のようなファンタジーでバトルのラノベを想像するけど、『フェイトフル・モーメント』に関しては全く違った。強力なモンスターを仲間と協力して倒し、未知のダンジョンを攻略して突き進むという要素よりも、仮想現実空間移住プロジェクトに重きをおいた内容でした。
正直、“イクタ”の周囲の人物の立ちいちや何を目的に行動しているのかがイマイチつかみにくかった。語りだけでストーリ-を面白く見せようとしているのか、そもそも現状把握が自分はできていなかった「お前は結局何がしたかったんだ?」なることが多々あって楽しく読めなかったです。
そもそも、MMORPGとあらすじの冒頭に書いてあったところからゲーム性を追及した内容を期待していた時点でずれてたな。
あんまり深く内容について言及するとどこかで重大なネタバレに繋がりそうだからこれくらいにします。