働きたくない村人のラノベ日記

ブログ開設2014年5月30日

アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者11

アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者11 (講談社ラノベ文庫)
謎の『穴』で日本とつながってしまったファンタジー世界の『神聖エルダント帝国』。そこに日本が創設した文化交流のため、それも主にオタク文化メインの交易会社〈アミュテック〉の総支配人・加納慎一。以前、彼を誘拐した隣国バハイラムで異変が起き、誘拐首謀者だったエルビアの三つ子の姉妹の一人・アマテナと、その部下のクラーラがあろうことか、エルダントに逃げて来た。彼女等と秘密裏に取引していた慎一たちは、なんとかアマテナたちをかくまおうとするのだが、ちょうどその頃、〈アミュテック〉運営の学校ではカメラが大ブーム。気ままに向けられる無数のカメラの目からアマテナたちを隠し通すことはできるのか? さらには、武闘派独裁国バハイラムから危険な追っ手がやってくる。どうする慎一!?





日本のオタク文化を起点に『神聖エルダント帝国』との異文化交流。日本では馴染み深い『カメラ』をエルダントに持ち込んだら……当然のことながらパンデミックを起こして、《アミュテック》総支配人・“加納慎一”のもとでオタク指導を受けている生徒たちをはじめとしたエルダント人ははまり始めます。異世界にもともと存在しないカメラを扱ううえでのマナーを異世界人にどうやってわかりやすく指導するかを考えて、そこにアウトブレイクカンパニーらしいオタク要素を混ぜ込んだコミカルな展開はいつみても面白いですね。
言葉だけで伝えるより身をもって体験させるためにコスプレ撮影会を放り込んでくるあたりは、やっぱりアウトブレイクカンパニー。
そこから隣国バハイラムでの異変に話しはシフトすることになるんですけど、まあとにかく話しが変わるまでが違和感がなさ過ぎて、「あ、カメラの要素がしっかり絡んできてる」と。ストーリー全体に一体感があってですね。あとがきで作者が「十年以上プロの物書きをやっていて……」と自嘲していましたが、僕からしたら「これがベテランの作家の書いたラノベなのかぁ(ほへぇ)」となりましたよ。
まあ完全な素人の目からみた感想なんですけど、とにかく「アウトブレイクカンパニーは最高だぜ」と声を大にして周囲に宣伝していきたいラノベですね。