働きたくない村人のラノベ日記

ブログ開設2014年5月30日

今すぐ辞めたいアルスマギカ

今すぐ辞めたいアルスマギカ (富士見ファンタジア文庫)
魔法連盟―そこは世界の守護者を選別する機関。選ばれし少女たちは、今日も平和を守るための戦いに臨む。そして、高校生・有絵田ほのりは憤っていた。選別されて9年目、倒した敵は数知れず。そう、いまだ彼女は戦い続けていたのだ―時給0円!勤務時間は流動的!交通費、一切なし!この物語は、理想と現実の狭間で苦しむ少女たちの人生を描く社会派ドラマ、なんてことは決してなく、有絵田ほのりの苦悩と不満と殺意と、そしてほんの少しのバイオレンスを、てきとーにまとめたマジカルワーキングコメディなのである。第26回ファンタジア大賞“銀賞”受賞作。







女主人公の新人賞作品。平たく言えば魔法少女ものですかね。
魔法少女といえば女の子が憧れる存在。しかし現実は厳しいもの。子どもの頃は憧れの魔法少女に返信することで喜んでいた時期があったものの、高校生にもなれば色あせるもの。周囲の住民の冷ややかな目線。年をわきまえない派手な衣装と中二臭い決め台詞。あらすじの社会派ドラマというたとえが一番しっくりくる言葉ですね。
魔法少女という存在をリアリティーのあるレベルにまで落としたら、おそらく世の魔法少女はこういう人生を進んでいくんだなーってのがうかんできましたよ。コメディな部分は楽しめました。
といっても結局は女主人公なんですよね。ラブコメ展開なんかもとくになくって、登場する女の子たちの性格がサバサバしすぎてるし、一応主人公の“有絵田ほのり”が隣の席の男の子に想いを寄せるという恋愛パートもあるっちゃあるんですけど、どうにも男の僕には読んでいて抵抗を感じました。
これは読む人を選ぶ作品なのかな……なんて考えてみたりしちゃいますね。
まあでも、今回の『魔法少女として活動する3人の物語』は最後まで読んで面白いなと思いました。