働きたくない村人のラノベ日記

ブログ開設2014年5月30日

エンド・リ・エンド 2 今回のイベントは、すべてキミのせい。

エンド・リ・エンド (2) 今回のイベントは、すべてキミのせい。 (角川スニーカー文庫)
「いつでも告白して良いんテデスよ。ゲームーオーバーになりマスけどね☆」これ以上誰も切り捨てないためにゲーム攻略に乗り出した侑は、後輩の八代巴を「裏切り者」と疑う。しかし好感度マックスになった美篶の暴走により、思うように他のヒロイン候補との交流ができずにいた。そんな中ルーニーから下された新ミッションは「キャラクターに本気で殴られろ」で、完全に修羅場の予感……!? 攻略不可能な悪魔の遊戯、2ndステージ開幕!







読み終わった後に残るのはギャルゲーヒロインたちの凄惨な末路とやり場のない感情の渦。悪魔のギャルゲーとだけあって内容のドス黒さとエグさがハンパじゃなかったです。
このゲームの中に潜んでいる真のヒロインを見つけ出すために、各ヒロインたちにアプローチを仕掛けにいくも、主人公補正の弊害などから全てが裏目に進んでいくストーリー、作品の鍵となるゲームマスタールーニーが目の前に登場するたびに、章の終わりに不穏な空気が漂ってます。ていうかもう章の終わりが徐々に絶望に近づいている雰囲気をかもし出しすぎるので読んでいてつらい。主人公がメタな視点で悪魔のギャルゲーをプレイしている中で、読者の自分も「このギャルゲーのバグはどこだ!?」と気がついたら探している始末。ルールの中に必ず隙はあるはず、解釈の仕方を変えるんだという気持ちであれこれと考えていますけど、結局何もうかばず。
そしてストーリーは進んでき、最後に残るのは悪魔のギャルゲーのなれの果て。「1巻でヒロインを一人攻略するとは誰も言っていませんよ☆」といわんばかりのラストの展開は1巻をはるかに越える絶望。
個人的にメタな考えを言えば、このゲームって仮に真のヒロインと恋におちてハッピーエンドを迎えようとしても、その結果に至るまでの惨状を目の当たりにしたら後味悪いよね。しかも、真のヒロインを見つけられないと灰色の人生を送る羽目になる……どっちをとっても絶望しかないな。
ヒロイン側で重大な鍵を握っていそうなのはやっぱり県先輩だと思うのは安直なんですかね。SF研の残り少ないヒロイン候補のなか、3巻で彼女がどう動くのか。この作品はオススメですので是非読んでみてください(ゲス顔)