働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

運命に愛されてごめんなさい。 2

運命に愛されてごめんなさい。 (2) (電撃文庫)
『五十嵐優美が生徒会長に発砲する』六月最初の予言によって、五十嵐センパイは生徒会から追われる身になった。僕のエロ本展示会を開こうとした報いだ、ざまーみろっ…と高みの見物ムードの僕に、なんとセンパイが助けを求めてきた。しかも―スク水を着用していた。ちくしょう!これじゃ助けないわけにいかないじゃないか!!かくして、僕とセンパイの共同戦線が誕生したのである。目指すは権力への返り咲き!!立てよ民衆、集えよ同士!!在りし日のスク水パラダイスを取り戻し、僕を生徒会長の座からひきずり下ろした憎き朝倉朝顔に正義の鉄槌を!!運命に振り回される僕の逆襲がいま、始まる!!





学校の規模もデカい、生徒数もヤバい、それだけに学内で繰り広げられる政略騒動の規模も半端じゃない! 生徒会長の命令ひとつで学内の問題児兼危険人物の皐月純(主人公)が投獄されたり、『生徒会長への発砲』の予言を受け、逃亡を図る元生徒会長と捕縛するため学内の隅々まで創作する生徒たち。
また学内で肩書きのある役職に就く人物たちがちょっと生徒の枠を超えて、ちょっとばかり強すぎる私兵や部下を持っていたりなど、改めて文字に書き起こしてみるととんでもない学校ですねww
それだけに政略闘争のカギを握るのは、『どれだけの有力人物を味方につけているか』
昨日の友は今日の敵と言わんばかりに、敵陣営と味方陣営の均衡が崩れると媚を売るようにすり寄ってくる者、手のひらを返すように裏切るもの、その他色々。
行動範囲は学内だけの筈なのに、いったいこいつらは何をやっているんだ? と突っ込みたくほどカオスな学園生活が楽しめるラノベでした。