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働きたくない村人のラノベ日記

ブログ開設2014年5月30日

ネクストライフ 7

ネクストライフ 7 (ヒーロー文庫)
ヴェスター王国にて邪悪の暗躍を阻止したマリウス達が次に目指したのは、フィラート王国だった。しかし、大国の一つとして数えられるフィラートでは、魔王ザガンが復活していた。配下の魔人とその軍勢の猛攻の前に、フィラートの各地は炎上していく。懸命に抵抗し反撃するフィラート軍だったが、ついに魔王ザガンが動き出す。復活から時を経て取り戻した魔王ザガンの力は、あまりにも強大。フィラート王ベルンハルト三世は、王族の血を絶やさぬ為、祖国の窮状を伝えて救援を乞う為に、愛娘ロヴィーサをホルディア王国へと逃がす。かつて復活した魔王を撃退した国の力を借りようというのだ。ホルディア王国が派遣したのは―そう、マリウスだった。





フィラート王国に忍び寄る魔王サガンの脅威。
国王ベルンハルトを筆頭に魔王への対策を講じる場面や、魔族被害にあっている各地の哨戒任務に赴く兵士、魔族と戦闘を繰り広げる兵士など。フィラート王国という国がどのような過程を経て現在に至るのかが細かく書いてあり、それを基に『人類VS魔族』の戦力差を認識すると、魔族の存在がどれだけ驚異的なのか改めて実感できた。


フィラート王国陣営も現状を把握して最善手を執って行動に移しつつ、常に最悪のケースや万が一、億が一を予想している場面でその予想が的中していたりと、人類側もかなり頑張っていたんだよ。読者視点だと特に『あー、この人の考え結構いい線いってるぞ』っていう場面もあった。
ただそれでも、人類と魔族の間にある彼我の戦力差が圧倒的過ぎえう。
どれだけ魔族に対して全力をぶつけたところで相手に通じなければ無意味。フィラート王国の希望がことごとく潰えていって、やがて滅びるまでの道筋が密に書いてあり、ページ数もかなりの部分割いていただけあって読み応えがありました。


ただ、本音を言えばモブキャラの話よりもマリウスとアネットの活躍が見たかったなー。まあ、そのもやもやは終盤になってフィラート王国に足を運んでいたマリウスとフィラートの窮状を訴えに来た人物が遭遇する場面に出くわすことで、少しだけマリウスの規格外なチートスペックを楽しめたのでスッキリしましたね。