働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

戦うパン屋と機械じかけの看板娘 2

戦うパン屋と機械じかけの看板娘〈オートマタンウェイトレス〉2 (HJ文庫)
徐々に経営が安定し始めたパン屋「トッカーブロート」の店主ルートの元に、巨大飛空船で開催されるワイルティア・旧ペルフェの親睦パーティの招待状が届く。そのパーティで供されるパンを焼いて欲しいというのだ。お店の知名度アップを目論むスヴェンに説得され参加を決めるルートだが、その裏には政治的な思惑や陰謀が渦巻いているのであった。



先日、ライトノベル好きの間で人気投票企画でランキング上位にあがった作品でもあります。
リンク先→好きなライトノベルを投票しよう!! - 2015年上期

ワイルティアとの戦争によって併合された旧ベルフェ。戦争で家族や友人を亡くした両国の恨みつらみは消えることなく、表面上の親睦パーティーが執り行われることになる。そこに、『トッカーブロート』の評判を聞きつけたことをきっかけに親睦パーティ0の招待状が届くのがことの始まり。こういった政治的な場面では陰で思惑が動いているのが世の常であり、親睦パーティーに紛れ込んだ人間たちの因縁渦巻いているもので、田舎でパン屋を経営する『トッカーブロート』の店主ルートも容赦なく巻き込まれる。ルートに向けられている負の感情を見ていると、怒りが込み上げてくる部分がたびたびあるので思わず見入ってしまいますね。