働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している 11

俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している (11) (角川スニーカー文庫)
「消えろ(キリッ」と絶対選択肢を打ち破り、自分の気持ちを確信した奏。さあ好きな人に告白だ―ってそう簡単にリア充にさせてたまるかぁぁ!!選択肢さんにかわりシリアスさんがログインしましたということで、「のうコメ」史上最大のシリアス展開が到来!?かと思えば、わっくわくの水着デート回(テコ入れじゃないよ!)という噂も。とにかくあの人の超刺激的(笑)な●●姿に刮目せよ!思いの強さが試される、波乱続きの11巻!





リア充街道を突き進んで学園ラブコメを満喫しようとした矢先に、突如として介入してきた恋愛の神、天上空の神の力によって記憶と感情を意のままに操られたことで最大のシリアス展開に突入した!! 天草奏に好意をよせる4人の気持ちに向き合い、最愛の一人に選んで手に入れた幸せとそれを祝福するヒロインたちの清々しい光景が一転して、泥沼の恋愛騒動に移り変わったときは込み上げてくるものがありますね。
もうふざけんな!と。天草奏の純情をもてあそんで、せっかく結ばれた二人の関係を引き裂いて、あまつさえ天草奏の記憶を操作してなかったことにするなんて。その後の展開は天上空の強制力のによる暴挙が、最悪の学園ラブコメを生み出すことになって散々な結果に。それでも、記憶と感情にしか干渉していないために、ふとした拍子に記憶がうっすら戻りかける演出は思わずには「思い出せ! 思い出すんだ!!」的な感情が込み上げてくる。
終盤にして最大の壁を迎えたこの学園ラブコメも、神という強敵を目の前にハッピーエンドを迎えることができるのか。最終巻が楽しみでしかたがない。