働きたくない村人のラノベ日記

ブログ開設2014年5月30日

宝くじで40億当たったんだけど異世界に移住する(5)

宝くじで40億当たったんだけど異世界に移住する(5) (モンスター文庫)

《あらすじ》
イステール領の財政を改善するため、自作のガラス玉を雑貨屋に売りにきた一良だったが、そこで偶然にもリーゼがこれまで一良に対して猫をかぶっていたことを知ってしまう。一方その頃、一良の帰りを待つバレッタは、風呂にノコギリに製材機と、一良がもたらした知識をもとに次々と新しい器具や設備を開発していた。しかし、その心の中はどうにもリーゼと一良の関係が気になるようで―。「小説家になろう」発、異世界救世ファンタジー待望の第五弾。著者渾身の書き下ろし番外編「虹の彼方」では、10年前、バルベールとの決死の山岳戦に挑んだジルコニアの姿が描かれる。

宝くじで40億円を手に入れた男が日本と異世界を自由に行き来をして、はじめて訪れたグリセア村を拠点にしてからやがて次々と知識や新しい道具・設備を持ち込んでいき異世界を救世していくファンタジー作品。
まだまだ技術的にも発展できる分野が多分に含まれている異世界のなかで、『日本が持つ技術の粋を尽くした産物』が持ち込まれるたびにエピソードが生じて話が広がっていくところが面白いです。
『異世界』という特殊な環境から、『いや、これだけの量を日本から運び出すのはさすがに無理があるだろ……』なんてこともしばしば。それでも、ホームセンターで爆買いして(そこのホームセンターの店長を昇進させる)輸送手段を手配してどかどかと異世界に商品を送り込む送り込むスタイルがとにかくシュール。
異世界スローライフ系の作品のなかでも個人的にお気に入りの作品で、比較的に荒事が少なくてゆったりしたイベントが多くて異世界人とのやりとりを楽しめるところがよかったです。戦争の兆しが見え隠れするなかで徐々に進められていく設備の開発が、やがて訪れるであろう戦争でどんな成果をもたらしてくれるのか。まだまだ助走段階に見えるだけに今後の展開を期待して楽しむことができそうで、新刊の発売が待ち遠しいです。