働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

六畳間の侵略者!? 22

六畳間の侵略者!? 22 (HJ文庫)

《あらすじ》
“二千年前の伝説"と“現在(いま)"が重なる!
フォルトーゼ星系へ足を踏み入れたものの、大気圏突入時のアクシデントで分断されてしまった孝太郎たち。何とか合流するべく辿った道のりは二千年前の旅路を彷彿とさせるもので…?そして、軍部の卑劣な作戦に立ち向かう六畳間の面々に、思わぬ助っ人が現れる!「惑星アライア」を舞台に新たな伝説を刻む、“黄金の姫と青き騎士編”第二弾!

この“六畳間の侵略者”が長いシリーズを経て積み重ねてきた感動のシーンが想起されるたび、思わず涙腺が刺激されて泣きたくなってしまうくらいに思い入れの深い作品。神聖フォルトーゼ皇国と孝太郎の組み合わせと聞いて真っ先に思い浮かぶのは『青騎士』と『アライア姫』の物語。この要素が含まれた話は誇張も冗談も抜きにして全シリーズのなかでも最高の感動を届けてくれると断言できる。もうそれくらいに思い入れの深いと、やっと孝太郎がフォルトーゼにやってくる日が来たときにはそれだけでも舞い上がってしまいます。

二千年前のフォルトーゼに生をおいたアライア姫と孝太郎の再会が現実的に不可能な状況にも関わらず、桜庭先輩のなかに眠るアライアの魂が偶発的に垣間見えるだけでも、過去の感動が思い起こされて最高の気分になってしょうがない。いざ孝太郎がフォルトーゼの地に足を踏み入れ、孝太郎の正体が伝説の英雄“青騎士”だという重大な秘密がフォルトーゼ国民にどう認識されることになるのか……。二千年前に窮地に陥ったフォルトーゼを救ったのも孝太郎、そして現在のフォルトーゼの窮地に青い鎧とかつて失われた伝説の剣を手に戦う孝太郎の光景。最高の引きと次巻で一気に回収されそうな要素が満載なだけに次巻が気になってしょうがない。やっぱり六畳間の侵略者は最高ですね!