働きたくない村人のラノベ日記

ブログ開設2014年5月30日

りゅうおうのおしごと!4

りゅうおうのおしごと!4 (GA文庫)

《あらすじ》
「わたし、もっともっと強くなって……絶対に勝ちますっ!!」
小学校が夏休みに入ったその日、あい達は東京を目指していた。目的は――最大の女流棋戦『マイナビ女子オープン将棋トーナメント』。女流棋士やアマチュア強豪がひしめくその大会を、あいと天衣は破格の才能を武器に駆け上がって行く。一方、その師匠はというと……弟子に隠れて美人女流棋士と将棋番組でイチャイチャしたかと思えば、その翌日は別の女の子と原宿で手繋ぎデート!? しかもそのお相手は……銀子!?
将棋に全てを捧げた女性達が織りなす灼熱の祭典を描いた第四巻!
人生で最も熱い夏が今、始まる。

将棋がわからない人でもわかる、盤面越しで才能と才能が衝突する熱い戦いと、才能がものをいう勝負の世界で敗れ行く弱者が辿る末路が切実に描かれていて、ページをめくる手が止まらない!
将棋の世界に生きる人間たちの日常や多くの知識がなだれ込んできて純粋に知的好奇心が刺激される部分もあるけれど、監修をふまえてこの作品が世に出ているだけに、リアリティーが(実際はどうかはわからないけど)半端じゃないです。それもこれも、合間に将棋の世界の雑学が織り込まれている分、作品全体にバイアスがかかって信憑性を帯びている部分もあるかもしれないですけど。

主人公である九頭竜八一が竜王の称号を有する十代の若手の棋士であるため、『ニコニコ生放送』といった誰もが知る大手のサイトと『将棋』を絡めたストーリーに派生するので親近感があり、『将棋』の固いイメージも抱くことなくスッと内容が入ってきました。
それに加えて、『将棋』と『ニコニコ生放送』の相性の良さと対局の様子について語る真面目な雰囲気から、数百万のユーザーが目撃することとなったJS研とクズ竜王の起こした醜態、ネタの振れ幅が大きすぎて笑いが止まらなかったです。

将棋をほとんど知らない(駒の動かし方しかわからない)自分でも存分に楽しめるんだから、もしも将棋ラノベだという理由だけで敬遠している人がいるなら迷わず買ってほしいです。