働きたくない村人のラノベ日記

ブログ開設2014年5月30日

Q.もしかして、異世界を救った英雄さんですか? A.違います、ただのパシリです。

Q.もしかして、異世界を救った英雄さんですか? A.違います、ただのパシリです。【電子特典付き】<Q.もしかして、異世界を救った英雄さんですか?> (MF文庫J)

《あらすじ》
織原識は(嫌々ながらも)異世界の危機を救った英雄にして元引きこもりの少年である。現代へ戻った識は殺伐バトルな過去をぶん投げ、高校でのパシリ生活、もとい青春を謳歌していた―が、そんな学園ライフをぶち壊したのは落ちこぼれの女神だった!「ねー、識さま。パシるついでにもう一度異世界救ってくださいよ~」「一応聞くけど、お前女神だよな?」さらに英雄としての識を求め、別世界から女騎士とエルフまでもがやってきてしまい―「識、私と共に戦場を駆けてくれ」「あ、そういうの間に合ってます」「シキ、アーシェと子作りしよ?」「ぐ…間に合って、る!」「ハーレムもあるよ?」「…だから、俺はもう異世界に行きたくねえんだよっ!」

MF文庫Jからの前作である『明日、今日の君に逢えなくても』で高められた期待値をいろんな意味で裏切られた。
かつて異世界の危機を救った英雄の助力を求めに、日本の高校で学園ライフを満喫している主人公の織原識に向けてヒロインたちがあの手この手で迫ってくる学園ラブコメ作品。ヒロインたちが織原識にしかける怒涛のアプローチで展開されるドタバタ感と、日本社会の一般常識に疎いヒロインたちの突拍子のない行動の数々がコミカルで面白かったです。
しかし、どうしても前作で味わった感動が先行してイメージが根付いているために、異世界要素を詰めた平凡な学園ラブコメでしかおさまらないのが残念だと思いました。

自分のなかの思い出補正に引っ張られているのでしょうがないのだけれど、やはり読む段階での期待値が高かっただけに消化不良で終わったのが惜しい。
といっても、学園ラブコメに異世界を加えた作品はあまり味わったことがないタイプなので新鮮な気分で楽しめてよかったです。あとは次回作に期待したいと思います。