働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

デート・ア・ライブ16 狂三リフレイン

デート・ア・ライブ16 狂三リフレイン (ファンタジア文庫)

《あらすじ》
「―わたくしと士道さん、相手をデレさせた方の勝ち…というのはいかがでして?」来禅高校に復学し、五河士道の前に再び現れた最悪の精霊、時崎狂三。狂三の霊力を封印したい士道。士道が封印してきた精霊の霊力を欲する狂三。二月一四日のバレンタインデーに向けて互いのすべてを懸けた二度目の戦争が始まる!「今度は…俺がおまえを、救う番だ…ッ」少女はなぜ最悪の精霊と呼ばれるようになったのか―。世界の運命をひとりで背負い、かつてデレさせられなかった精霊を今度こそ、デートして、デレさせろ!?

自然な色合いをもつ黒色の髪、ごく一般的な家庭料理と学校へ持参する弁当を作り上げる女子力、蠱惑的なしぐさと扇情的なプロポーション。“デート・ア・ライブ”の世界もいよいよ佳境を迎えつつあるなかで人気をかっさらっていくエピソードとイラストが満載の最高傑作になっていると言っても過言ではないかもしれない。
数多くの精霊にかこまれて日々の学校生活を送っている士道のまわりで年間行事であるイベントに遭遇したときの盛況ぶり。行動力と誰も予想をしない方向に突き抜けていくことに定評のある折紙のキャラクターも、士道を手の平でもてあそぶようにアプローチを仕掛けてくる二亜のキャラクターも、バレンタインという一大イベントを目の前にして満足度№1の展開で楽しませてくれて、デート・ア・ライブファンにとってはこの上なく良かった。

今回、物語のカギを握ることになっている時崎狂三をはじめヒロインたちとイチャイチャラブラブな光景で惜しげもなく楽しませてくれたところに、予想もつかない味方からの裏切りにより窮地に追い込まれたり。これまで謎に包まれていた真実がクライマックスで徐々に明らかになり始めていて、デート・ア・ライブ作品がどんな結末を迎えることになるのか続きが楽しみでしょうがない。