働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

落第騎士の英雄譚 12

落第騎士の英雄譚<キャバルリィ>12 (GA文庫)

《あらすじ》
「挑んでくるわ。アタシが知る限り最も強い剣士に―」ルナアイズの宣言によってクレーデルラントとの戦争は、代表戦によって雌雄を決することになった。だが、代表メンバーに選ばれたステラは“魔人”たちとの戦いを通して自分の力不足を痛感していた。そんな彼女が、限られた時間の中で新たな強さを身につけるため選んだのは、世界最強の剣士“比翼”のエーデルワイスに挑戦し自らの限界を超えること!近づくことさえもできない圧倒的な力量差を見せつけられたステラは、それでも必死の覚悟で食い下がるが、それは想像を超えるほどに過酷な試練の始まりにすぎなかった!

魔人の領域にたどり着くため、ステラが世界最強の剣士“比翼”のエーデルワイスに戦いを挑む!
戦いのなかの攻防の流れから、戦局が移り変わるまでの細かい描写まで徹底的に書き上げることで、熱いバトル展開を最大級に楽しませることが売りのこの作品。
世界の因果から外れ、常人の枠を超えた魔人が放つ圧倒的な最強のオーラ。ステラが戦いを挑むことになった相手がどれだけ実力の差が開いているかをスマートに表す描写も絶妙で、平たく言って少年漫画のように楽しめました。

魔術を効率的に活用する技術、戦闘中の細かな身体制御などの、自らのステータス向上に直結して戦いに反映される部分では、細かいところまで技術を会得するまでの理由付けがなされていて、読み応えのある作品でした