働きたくない村人のラノベ日記

ブログ開設2014年5月30日

剣聖の私がお前を好きだと? 笑わせるな! 大大大好きなのだ!

剣聖の私がお前を好きだと? 笑わせるな! 大大大好きなのだ! (ファンタジア文庫)

小説家になろうと思うのだ」突然俺にそう宣言したのは『剣聖』とも名高い美少女剣士―シルフィだった!?パーティ仲間の俺やサービスシーン担当(!?)のロリ魔術師ユーリも巻き込まれて、彼女の小説執筆の取材のためにダンジョンへ向かうことになったけど…?「私の弁当を食べてくれ!はい、あーん」マジメに取材を始めるかと思ったら「スライムが服の中に!―あんっ!」なぜかサービス満点な方向に…。「さあ、今日もダンジョンに出発だ!(いい加減、私の恋心に気付いてほしいのだが!?)」大好き度MAXから始まる、ドタバタラブコメファンタジー!第30回ファンタジア大賞銀賞受賞作

難聴+鈍感な天然ジゴロによるドタバタラブコメファンタジー。剣士のシルフィ、黒魔術師でケットシーのユーリ、本屋の看板娘のミーナが揃って主人公であるミストに好意を寄せている構図は、少なからずハーレム要素を感じさせる。一見すると修羅場が勃発しそうではあるけれど、水面下でヒロインたち3人が結託してミストへのアプローチを仕掛けたり、あるときはミストをめぐって争ったり。ラブコメとしてはヒロインの好意の向く先がハッキリと明言されているだけに、ヒロインたちのストレートな本音と感情をむき出しにした(鈍感主人公に対する)心の叫びが爆発していて滑稽すぎる。ヒロインらしからぬ絶叫がたびたび炸裂することからも、主人公へのアプローチが上手くいかず絶叫したくなる心境がひしひしと伝わってくる。

どのヒロインたちも読者によって好みを分けそうなルックスや性格をしていて、3人とも既にイラストとして登場してなおかついい性格をしているので甲乙つけがたい。エピソードの比重としてはパーティメンバーとしてミストと行動を共にするシルフィちユーリに多少軍配が上がっている状況なので、ミーナのエピソードを増やしてほしいです(願望)

シルフィ、ユーリ、ミーナの3人が主人公へ好意を抱くまでのなれそめは不明で、物語の冒頭から好感度はマックスのベタぼれ状態。最後まで明かされることなく幕を閉じることになったけれど、続編の刊行まで着手することになるのだあれば是非とも読んでみたいです。