働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

俺を好きなのはお前だけかよ(9)

俺を好きなのはお前だけかよ(9) (電撃文庫)

《あらすじ》
ふっ。ついに始まってしまったか、美少女たちの『俺』争奪戦が―。あ、どうも。ジョーロです。新旧の美少女転校生・ヒイラギとツバキが、体育祭で屋台勝負をすることになった。勝負のキーパーソンとなった俺は、ひまコスあすなろ率いる圧倒的に有利なツバキ陣営ではなく、敗色濃厚な残念ヒロイン・ヒイラギ陣営についた。皆を敵に回す劣勢で、なぜこんなに俺が頑張るかって?まあちょっと、『秘密の野望』があってな。それに、パンジーも手伝ってくれてるし…。さあ、体育祭の始まりだ!

ヨウキな串カツ屋とゲンキな焼き鳥屋の名称が苗字から来ていることに今更ながら気がつきました。
体育祭での屋台勝負。『負けたほうは勝ったほうになんでもひとつ命令できる』、これはもう学園ラブコメの定番ネタですね。なんでも命令できるとはなんて甘美な響き。ジョーロ氏が先日の失言で大不況を買った『ハーレム企画』を実現できる千載一遇のチャンス。
もっとも、ジョーロ&パンジーが同じ陣営に所属しているあたりから勝手な憶測で、ジョーロの野望も命令権で封殺できるのではとか考えていましたが、どうやらそれ以外にも水面下で動きがあったみたいでした。よくよく思い返してみると、パンジーの動向も怪しくてラストの展開の可能性も考慮していたけどそれを上回る仕掛けが施されていてあらためてメインヒロインの策士ぶりを感じられました。
大好きなジョーロの考えていることを見通し過ぎて悪魔にも見えるし、たまに見せる優しさと好意と真の姿が天使にも見えるので、このヒロインは掴めないです。


俺を好きなのはお前だけかよ(9) (電撃文庫)

俺を好きなのはお前だけかよ(9) (電撃文庫)