働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

ストライク・ザ・ブラッド20 再会の吸血姫

ストライク・ザ・ブラッド20 再会の吸血姫 (電撃文庫)

《あらすじ》
真祖たちの乱入によって混迷を深めていく絃神島の領主選争。事態収拾の切り札である十二番目のアヴローラを連れて、志緒と唯里は絃神島へと向かう。しかし彼女たちを待ち受けていたのは、第二真祖“滅びの瞳”。包囲された志緒たちを救うため、第二真祖の支配地へと単身で乗りこむ雪菜だが―そのころ古城は原因不明の飢えと渇きに苦しんでいた。集結した真祖たちと共鳴した眷獣たちの活性化が原因だ。そんな古城に第一真祖が告げる、眷獣たちの暴走を防ぐ恐るべき方法とは―世界最強の吸血鬼が、常夏の人工島で繰り広げる学園アクションファンタジー、待望の第二十弾!
戦場と化した絃神島で、古城はアヴローラと再び出会う!

第四真祖、暁古城と十二番目のアヴローラの再会という一大イベント、真祖たちの登場で荒れ狂う絃神島の領主選争。
暁古城と絃神島を舞台にした学園ファンタジーもいよいよ最終局面に突入した様相でした。
恩莱島の攻魔師であり修女騎士の少女、香菅谷雫梨。暁古城の両親でMAR所属の母親や考古学者として放浪している父親。獅子王機関や攻魔師をはじめ、オールスターが勢揃いの展開になっていて、長編シリーズ作品とアニメ化範囲を視聴してきた自らの記憶との戦いでキャラクターを追い続けるハメになりました。
改めて思うのは、姫柊雪菜や煌坂紗矢華、羽波唯里、斐川志緒などの最前線で戦いに身を置くキャラクター以外にも藍羽浅葱や叶瀬夏音が自然と騒動の渦中に絡んできて出番が巡ってくることに作者の確かな技量を感じるばかりです。古参の藍羽浅葱に関しては元々は人工島管理公社でアルバイトをしているプログラマーのJKだったはずが、気が付けばカインの巫女として第四真祖と深く関わる役回りになっていました。
暁古城の両親に至っては、息子さんが吸血鬼で第四真祖で血の従者もいてハーレム作ってる事実も認識しているはずなのに完全にノータッチですね。

古城とアヴローラの再会により古城の身に起きた変化と雪菜との関係はどのようなものになるのか。次回も楽しみです。