働きたくない村人のラノベ日記

ブログ開設2014年5月30日

同棲から始まるオタク彼女の作りかた3

同棲から始まるオタク彼女の作りかた3 (ファンタジア文庫)

《あらすじ》
後輩で声優の三波さんに、俺と二科の同棲がバレた…。恐怖する俺たちだったが、秘密を知った彼女から予想外な相談が。「コスプレしたことないので戸惑ってて、色々教えて頂けたら…」オタクイベント仕事のコスプレに慣れたいらしい。ってか露出スゴいなこれ!?二科も男性レイヤーと出会うべく「男子受け良いコスプレにしないと!何がいい?」とイベ参加に乗り気だし。「あ、あんたも一緒に来てもらうから」俺もかよ!?まあ確かにコイツ、痛い目に遭ってから宅コス専門だしな…。二科も三波さんも人目を克服するなら、特訓でナイトプールとか行ってみる…か?待て、いやらしい意味じゃないぞ。

自宅に三波さんを招く→二科の私物を隠す→独り暮らしなのに女性下着が干されている→三波さんにバレる(完)
男性の急所に狙いを定めたラブコメの王道ネタで緊迫の展開と笑いを演出しつつ、Vtuberで美少女声優の三波さん、ツイッターのDMでやり取りをしていて仲の良かった五条さん、系列店交流会で知り合ったゆめさんとの恋愛フラグを構築して物語を進展させていく構成力。
創作物としての非日常的なラブコメ演出と自然なペースでヒロインキャラクターと交友関係を築き上げ距離を縮めていくので、ノベルゲーム並に1日1日の出来事にボリュームが感じられて素晴らしかったです。
それでいて、ラブコメにおいて物語の分岐点にもなる『相手に好意を打ち明ける』大事なシーンはハッキリとキャラクターの口から相手に放たれるのでメリハリが効いてます。時代に応じてSNSでの文字だけのやり取りの中にある距離感から見え隠れするラブコメ展開も見事としか言いようがありませんでした。
友好的な関係だった五条さんにDMを送ったのにアカウントが消滅して連絡が途絶えたときの絶望感といい、その時の五条さんと一ヶ谷くんの心境たるや。

3巻では三波さんと一ヶ谷くんが先輩後輩の関係から好意を抱く異性にまで進展したことで、これから先どんなラブコメ展開が待ち受けるのか注目です。
村上凛さんの作品はどのヒロインも等しく魅力に溢れていて、全キャラクターのifルートがあってもおかしくないレベルでキャラメイクがされているので業が深いです。