働きたくない村人のラノベ日記

ブログ開設2014年5月30日

学園都市オブ・ザ・デッド

学園都市オブ・ザ・デッド (LINE文庫エッジ)

《あらすじ》
「俺はかつて、この光景を見たことがある。俺は……二度目なんだ」
すべての生徒がランク付けされる巨大学園都市。
綾村雄二(あやむらゆうじ)はそこで最底辺のランクGに分類される高校生だった。
身体を鍛え、オンラインゲームを世界ランク1位になるまでやりこみ、小学6年生の妹とだけ会話する暮らし。
そんな日々は、街に『ゾンビ』が出現したことで終わりを迎える。
雄二はオンラインゾンビサバイバルゲームの世界ランク第2位である後輩の少女、水瀬四季(みなせしき)とのオフ会の最中、パニックに巻き込まれる。
二人は生き残るために、互いの知識と力を合わせて、ゾンビだらけの学園都市を駆け抜けていく――

園都市のなかに出現した“ゾンビ”により平穏な日常が終焉を迎える。
ゾンビといえば、普段は脳が制御している体のリミッターが外れることで常人を凌駕するパワーを有し、歩行速度が極端に遅いゆえに視覚機能は衰え、生者を襲うだけの生きる屍とかして彷徨うというのが鉄板です。
そんなフィクションの存在が何の前触れもなく出現して人々が恐怖に駆られパニックに陥る姿とゾンビに殺された人間たちが次々とゾンビ化して襲いくる地獄のサバイバルアクション展開が息つく暇もなく押し寄せてきて最高に面白かったです。

ゾンビの弱点として聴覚を利用して音の発生源を起点におびき寄せるお約束も健在で、主人公たちが窮地に陥るたびに実際にゾンビに遭遇した体験を観察して打開策を捻出したり、対ゾンビ用のバリケードを編み出す様子からもリアリティーがあって非常に臨場感がありました。
自分としてはゾンビを倒すために頭部への攻撃をするなら刃物のような手入れの必要性や損耗が激しいものよりもシンプルに金属バットや長物が有利だと思うんですけど。他にも、ゾンビに噛まれることをきっかけに感染が広がると思うけれど、上下水道にゾンビの血液や体液が混入した可能性を考慮して水場は基本的に避けたいです。あとはスーパーやホームセンターなどは他の生存者が拠点に構えていそうなので、生存者同士の殺し合いに発展しそうだから避けたいです。
とまあ、フィクションではあるけれど『もしも、リアルにゾンビが出現したら……』みたいなことは、既存の創作物を通して何度か感想を抱いたことがあるのでとても楽しみがいのある作品です。
ちなみに軽いネタバレですが、『自宅マンション』『ホームセンター』『学校』などの施設に探索に出かけます。もちろん、誰がどこでゾンビ化して潜んでいるかわからないですし、建築物だと脱出経路が限られたりするのでさらに緊迫感増しましでで読みごたえがあります。

主人公が何故身体を鍛え、学生であるはずなのに小学六年生の妹だけ会話をする暮らしをしているのか。その秘密も物語が進むにつれて徐々に明かされることになりますが、是非とも続巻でも無事に生き延びて真相解明に力を合わせて活躍する姿が見たいです。