働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

仕事で疲れた社畜の俺に美少女が絡んでくるのだが…… 1

仕事で疲れた社畜の俺に美少女が絡んでくるのだが…… 1 (オーバーラップ文庫)

《あらすじ》
明日のためにちょっぴり元気が欲しいすべての人へ。
社会の歯車のごとく虚無的な社畜ライフを送る俺・27歳商社マン長山誠。ある日、仕事に疲れてつい「死にたい」と呟いたのが運の尽き―俺の言葉に応じて現れたJK死神ヒナに余命一年を宣告されてしまう。何とかヒナの誤解を解くが、死の宣告を覆すには誰かと恋して結ばれるしかない!?仕事が恋人(笑)の俺は途方に暮れるが、見かねたヒナが妙な提案をしてきた。「私が恋愛指南をしてあげる!」そして、なし崩し的に始まるヒナとの同居生活。仕事の悩みを励まされ、デートスポットに連れ回され、まるで恋人のように甘えられて―。ちょっとヒナの絡みが激しい気がするけど、恋愛指南ならこれくらい当然…だよな

死に神により宣告された余命一年の運命を覆すために『誰かと結婚して子どもを授かる』ミッションを与えられることに!?
30代間近の社畜ライフで浮いた話がひとつもない主人公へ美少女JK死に神による恋愛指南がスタート。
女性への何気ない心配りのポイントやデートスポット巡りを繰り返して経験値を稼いでいるようにも見えるけれど、典型的な『木乃伊取りが木乃伊になる』ラブコメ展開が繰り広げられてますね。

余命宣告した相手を観察するために始まったアパートでの同居生活。
出会いのきっかけは「死にたい」の一言。死に神としての矜持で『命を粗末に扱う人間を許せない』といった胸中を語りつつ、『生きたいと願っていても死んでいく人間がいる』これまで見送っていた人間たちについて語る様子から、始めは主人公に対しての好意はマイナスからのスタートでした。しかし、同居生活が続き会社での仕事の様子やデートを繰り返すにつれて、主人公を慕う人間たちが語る人物像やエピソードに触れるうちに好意を抱くようになります。
これらの情景が、『余命が近づくにつれて死に神が抱く主人公への想いが強くなっていく』という感覚に陥るので、さらにラブコメ風味が強くにじみ出てくるストーリーになっていて素晴らしかったです。

さて、主人公は無事に余命宣告を回避し、結婚へのたどり着くことができるのか。新刊がとても楽しみです。

仕事で疲れた社畜の俺に美少女が絡んでくるのだが…… 1 (オーバーラップ文庫)

仕事で疲れた社畜の俺に美少女が絡んでくるのだが…… 1 (オーバーラップ文庫)

  • 作者:疎陀陽
  • 出版社/メーカー: オーバーラップ
  • 発売日: 2019/11/22
  • メディア: 文庫
フレイム王国興亡記 1 (オーバーラップ文庫)

フレイム王国興亡記 1 (オーバーラップ文庫)

  • 作者:疎陀 陽
  • 出版社/メーカー: オーバーラップ
  • 発売日: 2014/04/24
  • メディア: 文庫