働きたくない村人のラノベ日記

ブログ開設2014年5月30日

生徒会探偵キリカS1

生徒会探偵キリカS1 (講談社ラノベ文庫)

《あらすじ》
生徒数8000人超の巨大学園に君臨する生徒会で、副会長となった僕。会計を務める聖橋キリカには、もうひとつ別の顔があった。それが“生徒会探偵”―持ち込まれる学園のトラブルを持ち前のとんでもない推理力で一発解決する仕事だ。中央議会の議員選挙では議長の朱鷺子さんが正体不明の裏切り者の存在に悩まされ、押し迫るクリスマスを前にしては四クラブ合同の『第九』コンサートに妨害工作や内紛が相次ぎ、キリカも僕も新シーズン開始から東奔西走の大忙し!ハイテンション学園ラブコメ・ミステリ、待望の新章開幕!

『生徒会探偵キリカ6巻』の刊行が2015年らしいです。人間は年を重ねるほど時間が経つのを早く感じるらしいですが、4年越しの新刊だなんて信じられないです。世の中には何年経っても音沙汰のない作品がゴロゴロ眠っているので、このシリーズの復活は本当に感無量です。
そんな4年越しの新刊ですが、主人公である牧村ひかげや聖橋キリカが所属する生徒会総務執行部、神林朱鷺子が所属する中央議会など、これまで数多くのキャラクターが活躍してきました。それぞれのキャラクターの役職や性格などのプロフィールは思い入れの深い作品だっただけに、読み始めた途端に瞬時に蘇りました。良い作品というのは記憶にしっかりと刻まれるということを暗に示しているのだと感じました。

そういえば、牧村ひかげ君は生徒会で『結婚詐欺師』の肩書を付けられたそうです。兼ねてから生徒会探偵の助手として奔走していた彼ですが、学園のトラブルの解決手段がまさに詐欺師のテクニックで、あちこちで女生徒をひっかける天然ジゴロぶりと相まってピッタリの肩書で面白かったです。本人は鈍感系主人公を全力で貫くモテ野郎で、学園内でも女性関係で噂がたつくらいなので、馬にけられて死ねばいいと思います。

生徒数約8000人を有する巨大学園なために学園トラブルのスケールとミステリアス度が高く、膨大な容疑者たちを目の前にある何気ない情報を精査し、持ち前の推理力で瞬く間に真相にたどり着く展開が素晴らしいです。『そんなところから伏線が!?』という自然な流れでヒントが隠されていて、よりいっそう生徒会探偵の肩書の持つ推理力の高さを客観的に認識させられる瞬間でした。

生徒会探偵キリカS1 (講談社ラノベ文庫)

生徒会探偵キリカS1 (講談社ラノベ文庫)

  • 作者:杉井 光
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2019/12/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)