
- 作者: 健速
- 出版社/メーカー: HJ文庫
- 発売日: 2014/05/30
- メディア: Kindle版
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ついに来た来たゆりかのターン! その結末は天国か地獄か!?
幽霊少女に本体が加わったことで、圧縮率がさらに上昇、和気藹々ぶりにも拍車がかかるころな荘一○六号室。
その中でひとり、ゆりかだけは悩んでいた。
前回の騒動以来、孝太郎にどう接していいのか分からなくなっていたのだ。
そんな最中、真希のもとに負傷引退したはずの元ダークネイビィ・真那が姿を現す――
ついに闇の魔法少女が動き出した!!
感想
クランと真希の孝太郎に対する想いの変化。これまで幾度となく助け合ってきたクランとの信頼関係と雪山での一件以来、唯一心をゆるせる相手ができた真希。
この二人の新鮮で可愛らしい反応が最高によかった。普段はツンツンしているクランのデレと孝太郎の何気ない一言で自分の世界に入って暴走してからの現実に引き戻されたときのリアクションは必見。
真希がここにきて女の子パワー全開。当初は殺風景な部屋で暮らし、自身の身の回りには無関心だった孝太郎を好きになったのは魔法によって成された契約によるものだと考えたときの真希の心理。
この契約を破棄したら今の自分は孝太郎を好きではなくなるのでは?そんな考えに押し潰されそうになりながらもさりげなく告白してる真希。でも告白のしかたが重すぎて一歩間違えたらヤンデレ化しそうでこわいww
今後どうやってアプローチを仕掛けてくるかにも期待。
晴海とゆりかもお互いに孝太郎のことが好きだという事実から同盟を組んで孝太郎を落としにかかるし、ここにきて一気に動きが激しくなってきた。
とくにゆりかの孝太郎に対する認識の変化が目立った。
胸の高鳴り、顔面紅潮といった普段のゆりかでは見られないような反応が多々あった。ラストにはまさかのキス願望。まあゆりかはネタキャラなのでこのあと現実に突き落とされるんだけどね。