働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

最新のゲームは凄すぎだろ 2

最新のゲームは凄すぎだろ 2 (ヒーロー文庫)


内容紹介
ヴァイクセル帝国魔法学園の生徒であり名門貴族の令嬢であるアレクシアは、勉強はできても魔法の才能が無く家族から見捨てられ、学生たちから『才無し』と呼ばれ蔑まれていた。
そんな中、魔法学園の授業の一環で、魔物を討伐する課外授業が始まる。その課外授業では護衛を雇う決まりになっていたのだが、何故か彼女の護衛役を引き受ける冒険者が一人もいない。途方に暮れる彼女の前に異国の魔導師・ケイオスが名乗りを上げた。
相変わらずゲームの世界だと考えているケイオスは、パーティーを組んだアレクシアが初心者プレイヤーだと思い込み、ゲームをプレイしている割に楽しくなさそうな彼女の姿を見て彼女にゲームの楽しさを教えるため試行錯誤する。 そんなケイオスの存在がアレクシアの心を癒していく。
一方、ヴァイクセル帝国の北東にあるアイゼンシュタット城塞が魔物の大軍勢によって陥落されてしまう。平穏なヴァイクセル帝国に危機が迫っていた。



感想
地の文が多いぶん主人公の視点、他の登場人物の視点で各章の出来事が細かく書かれている。
そのため、ゲーム感覚でイストピアの世界を楽しむ主人公と、その世界の住人として物事を認識しているキャラにお互いの存在の認識に違いがある。
一言でいったらログホラのような感じの世界でした。


主人公の視点ではあらゆることがゲームのデータとして認識しているので、アレクシアがなぜ魔法の才能がないのかもすぐに解決。その解決に至るまでのモンスターとの戦闘や各方面からの妨害工作
一つ一つが細かく書かれているので、内容が濃い分最高に楽しいラノベだった。


これまでの状況を読んでみると一度も同じゲームをプレイしているプレイヤーが現れていないのが疑問。ゲームとしてログインしているのはそれぞれ独立した世界なのか、それともたまたま他プレイヤーと接する機会がないのか。ラストには突然の接続不良。なんとも謎の多い、気になるゲームで今後の展開が気になります。