働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

覇剣の皇姫アルティーナVI

覇剣の皇姫アルティーナVI (ファミ通文庫)
内容紹介
「……強いだけの軍艦に勝つだけなら……いくらでも方法がありますよ」
ベルガリア帝国第七軍はハイブリタニア軍の新兵器の前に為す術なく敗北。
救援に駆けつけた軍師レジスの采配によって全滅は免れるも、依然として帝国は窮地にあった。
海路からの補給を断つ他に、侵攻を食い止める方法はないが、帝国海軍もまた新式の蒸気船に苦戦を強いられていた。
アルティーナ達は海の奪還を決意し、港町を目指す。
帆船しか持たない帝国海軍に逆転の手はあるのか!?
覇剣の皇姫と、読書狂の青年が織り成す覇道戦記ファンタジー第六弾!



感想
ハイブリタニアの先進技術を尽くしたプリンセス級の艦隊。対するレジス側は速度も射程距離も劣る艦隊、速度だけは速いが装甲が脆い艦隊と圧倒的に不利の状況。
海戦で縦横無尽に動き回り、戦況についての細かな情報が多すぎる気もしましたが、章と章の間に挿し絵で大まかな船の動きをまとめてられており、楽しく読むことができました。
海戦終盤ではレジスの知識と戦略がこれでもかと決まりハイブリタニア勢に勝利することができ、栄えある戦跡が一つ積み重なることになりました。
アルティーナにとって普段の陸戦では《個》の力量が生死をわけるものなのに対し、海戦では《集団》が決められた役割をこなし連携をとることが肝心である。この事実を身をもって体感するアルティーナの活躍に期待。



それと、今回で無事に成人を向かえたアルティーナ。
クラリス「レジスさんは一人で行動しますと、なぜか女性と縁がありますし」
ラノベ主人公の本質を突く発言もあり、ちゃっかり新しい女性とお知り合いになったりしてます。
そんなレジスに、身分違いでありながらちらつかせる嫉妬心。たまにはデートイベントでもおきないかな。