内容紹介
『六畳間』の総力戦で、地底編に決着!
ついに急進派地底人との全面対決に乗り出した孝太郎たち。目標は「敵本拠地の制圧」と「地震兵器の破壊」。
しかし、作戦の指揮を執っていたキリハに敵の魔の手が迫る――!
果たして急進派を率いる「マグズ」の正体とは? そして、大地の民を二分する戦いの決着やいかに!?
新装備てんこもりな『六畳間』の面々が地上と地底を舞台に躍動する!
感想
地球を侵略者から守る立場である“サンレンジャー”とフォルトーゼ帝国の“ティア”、地底人の“キリハ”の共闘。
サンレンジャーの目的は、あくまでも悪の争闘であって善意のある人々を攻撃する意志はない。
穏健派の目的は地底人と地上人の融和。
打倒“急進派”のために里見騎士団、サンレンジャー、穏健派の共闘の時点で既に達成できてるんですよね。ここに、キリハの望んでいた光景の一端が垣間見えてると思うと、これまで築き上げた信頼関係の賜物。
魔法、霊力、先進技術全ての分野でお互いをカバーできる里見騎士団にしてみれば、ただの軍団である急進派の戦力は脆いもの。
欲望にまみれた“シジマ・ダイハ”は力に溺れるも里見騎士団の連携の前にはなすすべもなく負ける。
指導者を失った急進派も自然と武器を捨て地底人の騒動は幕を閉じ、いつも通りの日常に戻りました。
途中で脱出した真耶やエウレクシスが次はどんな一手を繰り出してくるのかというのもあるけど、今回は全体的に戦闘一色だったので、次の水着回には期待です。
地底人問題を解決して『孝太郎の侵略』を宣言したキリハにどのような変化があるか。そろそろ恋路の進展があるのかな。六畳間の侵略者はみんなが魅力的過ぎて甲乙つけがたいです。
1巻の頃は“ゆりか”の『ジリ貧』+『ネタキャラ』が強すぎて、ヒロインとしての魅力なんて微塵も感じられなかったのに。『六畳間の侵略者』は日常系としては一番気に入っているかも。