働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

エンド・リ・エンド(1) 退屈で無価値な現実から、ゲエム世界へようこそ

エンド・リ・エンド1 退屈で無価値な現実から、ゲエム世界へようこそ。<エンド・リ・エンド> (角川スニーカー文庫)
「暇人さん、ワタシとゲームをしませんか?」自称悪魔のハムスターに導かれ、異世界転生を果たした御代田侑。そこは、美少女の幼なじみや義妹、転校生、先輩とのフラグが立ちまくるリア充世界!『主人公』である自分に浮かれる侑だが、再び現れた悪魔の言葉がすべてを変える―「お忘れデスか、これは悪魔のギャルゲーですよ!」たったひとりの『メインヒロイン』を探し出せなければ人生が終わる、究極に理不尽な遊戯がスタート!



異世界転生を果たし、主人公補正という強制力をもってヒロインとフラグを立てまくる。メタ発言を混ぜてのコメディ要素も含まれて面白かったです。「え?なんだって?」などのどこかで聞いたことがある、主人公特有の難聴ネタもここでは自発的に発動させます。
『メインヒロイン』と恋人関係になるのがこのゲームの絶対条件。もしもメインヒロイン以外と恋人関係になった場合は夢のような主人公生活は終了。
序盤はゲームの本質を理解しておらず、のんきに転生生活を満喫していた主人公がラストには≪悪魔のギャルゲー≫の本当の意味を示される。後味の悪さが癖になりそうな一品でした。