働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

ロクでなし魔術講師と禁忌教典

ロクでなし魔術講師と禁忌教典 (富士見ファンタジア文庫)
アルザーノ帝国魔術学院非常勤講師・グレン=レーダスは、自習→居眠りの常習犯。まともに教壇に立ったと思いきや、黒板に教科書を杭で打ちつけたりと、生徒もあきれるロクでなし。
そんなグレンに本気でキレた生徒“教師泣かせ”のシスティーナ=フィーベルから決闘を申し込まれるもーー結果は大差でグレンが敗北という残念な幕切れで……。しかし、学院を襲う未曾有のテロ事件に生徒たちが巻き込まれたとき、「俺の生徒に手ぇだしてんじゃねえよ」グレンの本気が発揮される!
ファンタジア大賞選考委員会絶賛!!
以下コメント「作家としてのレベルの高さを感じました」「文句の付け所がなかった。講義シーンは圧巻」「書きたいものが相応しい表現で書かれていました」
第26回ファンタジア大賞<大賞>受賞の超絶破天荒新世代学園アクションファンタジー




『魔術の道を極めることは高貴で崇高な目標』と語る生徒。
魔術の研究は一般には還元されないのが現実であり、なぜ魔術を極めるのか?魔術の用途は軍事目的にしか使われない事実を知らずに勉学に励む生徒に容赦なく現実を叩きつける“グレン”
品行方正、優柔不断、なぜかモテるといった要素も薄く、常に怠惰でふざけたキャラを一貫してつらぬいており、生真面目で優等生キャラの“システィーナ”との掛け合いが最高に面白かった。
選考委員の言うとおり、“グレン”による魔術講義のシーンは圧巻でした。それを学ぶ生徒の姿勢は授業開始当初と180度変化し、向上意識の高い教師人も“グレン”の講義を見学しにくる評判ぶり。
新人賞作品としては頭一つ抜き出ているように感じられました。
1巻発売から1週間と経たずに重版決定! 2巻は11月に発売が決定の広告もあり。もうね、11月速く来いと叫びたくなるくらい続きが読みたいほと面白かったです。ぜひ読んでみてください。