働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

ストライク・ザ・ブラッド 11 逃亡の第四真祖

ストライク・ザ・ブラッド (11) 逃亡の第四真祖 (電撃文庫)
大晦日の絃神島。雪菜や浅葱たちと一緒に新年を迎えようとしていた古城を、思いもしない出来事が襲う。
帰省のため、父・牙城とともに本土に向かった凪沙からの連絡が途絶えたのだ。
さらに些細な偶然から、凪沙が魔導災害に巻きこまれたと知ることに。
そして時を同じくして、雪菜と獅子王機関の通信も遮断されてしまう。
動揺を隠しきれない古城と雪菜は、凪沙を救出するために絃神島を出て、本土へ向かうことを決意する。
しかし、第四真祖である古城は、魔族特区の絃神島を簡単には離れることができない。
なんとか本土へ密航しようと画策する古城たちだったが、そんな彼らの前に、敵として立ちはだかったのは、思いも寄らない人物だった――!
世界最強の吸血鬼が、常夏の人工島で繰り広げる学園アクションファンタジー、新展開の第十一弾!





魔族特区による厳しい管理下におかれた『絃神島』と第四神祖である“暁古城”、獅子王機関の剣凪“姫柊雪菜”が魔導災害に巻き込まれた“古城”の妹である“暁凪沙”の救出に向かうため、『絃神島』を脱出することに……
今回は何といっても『絃神島』からの脱出をもくろむ“古城”と“雪菜”、それを阻む特区警備隊《アイランドガード》とあの人物との激戦がとにかく熱い!
敵として立ちはだかったときの強さは第四神祖にも遅れをとらない最大の壁。もうほんと、この人に片膝を付けさせるならどれほどの戦力を投入したらいいの? とも言うべき強さを誇っていて最後まで目が話せない。
敵の敵は味方とでも言うべきなのか。そんな複雑な利害の一致がもたらした共闘も見れたりと、印象深い内容でした。

ここからはラブコメパートについて
ときおり見られる古城、雪菜、浅葱の修羅場劇。いつもの事ながら“雪菜”の確固とした正妻ポジションが強力すぎますね。軽いネタバレをすると今回は浅葱の実家訪問と両親との初対面など、浅葱プッシュのイベントがあったのにも関わらずヒロインとしての座から遠のいた感じ。
「先輩の監視役ですから!」このワードの強制力の認識を改めるべきですね。この免罪符によって“雪菜”が“古城”の嫁という肩書きを後押ししてるというべきか?
中学生ヒロインの“雪菜”を今回も思う存分楽しめるストライクザブラッドでした。