働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

六畳間の侵略者!? 17

六畳間の侵略者!? 17 (HJ文庫)
夏のイベントてんこ盛りな日常回!
急進派地底人との戦いに勝利し、六畳間に平穏が戻ってきた。
季節は夏真っ盛り。孝太郎たちの夏休みはイベント三昧! 海水浴に肝試し、お祭りに遊園地。そして……夏休みの宿題!?
さらに、女の子だらけの六畳間にチャイムの音と共に現れたのは……「私は里見雄一郎。孝太郎の父親です」――どうする!? 孝太郎!
底抜けに明るいひと夏を綴る17巻!






いつもながらのハートフルな日常コメディで安心しました。六畳間メンバーが“孝太郎”の心の傷を癒すためにつくす姿は、テンプレなラブコメのイチャイチャ展開をとおり越しているためとても清い関係です。
夏休みのイベント企画とあって様々なイベントが目白押し。各お話しで各ヒロインが様々なカップリングで登場し、「あのキャラとあのキャラが仲良くなってる!」という楽しみがあって、六畳間の世界にどっぷりはまった僕には最高の一冊でした。なかでも一番存在感を放っていたのがやっぱり“ゆりか”でしたね。いじられキャラの立ち位置が今回の夏休み--宿題の回で活躍。夏休みの宿題を終わらせていないと絶望する“ゆりか”の話しが一番印象に残ってますね。
他にも“ティア”の母親である“エルファリア”による“孝太郎”の心の侵略計画? 青騎士=孝太郎でなおかつ想い人である状況から企てた計画が、もしかしたらいつか花開くときがくるのかな……
そして今回はあらためてフラットな感覚で『ころな壮』で暮らすメンバーの現状を認識するため、“孝太郎の父”の登場。うん、六畳間の狭い部屋に9人もの美少女が並んでいたら困惑しますよね。常識的に考えてこれはおかしい。“孝太郎の父”がわが目を疑うのもうなずける光景でした、
全体的にどこか盛り上がりがかけて平坦な内容に思えましたけど、僕のなかも六畳間補正で良作品と判定。いつのひかメインヒロインとして孝太郎に選ばれる人がくるのかな?、っと期待に胸を膨らませながら次の新刊も楽しみしてます。