働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

天網炎上カグツチ 3

天網炎上カグツチ 3 (ガガガ文庫)
「お前たちに教えてやる。歴史の影に葬られた、インターネットの闇の話を」ついにダークサイターの過去が明らかに!ネットへの憎悪の源には、華蓮の母・ユリナへの愛があった。ネットのなかの恋と青春、そして絶望…。ダークサイターの激情と華蓮の悲哀が共鳴したとき、真なる“悪意”が目を覚ます―!「さあ、行こうか。ヘヴンズ・ネットサーフィンに」全ての炎上次元の中心に立つ男、匂坂焔。宙も時空も飛び越えて、その炎は世界を照らす!ネット炎上型ヒーローアクション、大・団・炎の第3巻!!!




インターネットを炎上させることによって、そのパワーがヒーロースーツの駆動力に変換される物語。ネット世界の闇と歴史を取り扱うだけあって、他人事にも思えない部分にリアリティーを感じるので読み行ってしまうところがありますね。

ツウイーターと呼ばれているSNSを媒介とした炎上ネタの数々は、つい最近まで話題になっていた食品業界ネタなどを豊富に扱っていて、ブラックなジョークが効いていました。

主人公の匂坂焔(名前からして炎上しそうなネーミング)がツイートをすると、どんなツイートでも100%炎上するというのも、理不尽ではあるけど徹底的に残念なキャラクターを演出してくれていて笑えました。