働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

覇剣の皇姫アルティーナIX

覇剣の皇姫アルティーナIX (ファミ通文庫)
帝都への招聘に応じたレジスは第二皇子ラトレイユの軍師として、ハイブリタニア軍の追撃戦へと挑む。一方で、レジスの帰りを待つアルティーナは彼の言葉を信じ、戦力を蓄えるのだった。そして、友の遺志を継いだ第三皇子バスティアンもついに祖国ベルガリアへと戻り、国を変えるため立ち上がろうとしていた。三人の皇子皇女はそれぞれの理想を抱き、信じる道へと一歩を踏み出す―。覇剣の皇姫と読書狂の青年が織り成す覇道戦記ファンタジー第九弾!





ハイブリタニア王国へ留学していた第三皇子バスティアンのベルガリアへの帰還。亡き友人の意志を継いでベルガリア内部の変革に挑もうとする兆しをちらつかせつつ、同時にベルガリア帝国によるハイブリタニア軍追撃戦に向かう第二皇子ラトレイユの軍師として同行するレジス。
馬にも乗れない、体力もない、剣もまともに振れない。軟弱なレジスの弱点が慣れないラトレイユ軍とともに行動することでさらされることになりましたなー(笑)

やっぱりこう、自らの才能と剣技をもってして前線を切り開いていって戦場で活躍する主人公を眺めて楽しむのも良いんだけど、レジスのように大局を左右する策略をもってして敵を圧倒するというのもまた違った面白さがある。

ファミ通文庫のなかで一番好きなラノベなので今回も大変楽しませていただきました。強いて言うなら
バスティアン、アルティーナ、レジスといったメインキャラクターをこの一冊で動かそうとしたために少しだけ盛り上がりにかけたところくらいかな。