働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

最新の魔法遣いとアイを識るもの

最新の魔法遣いとアイを識るもの (ファミ通文庫)
第六世代人工知能を搭載したサポートデバイス“エウレカ”を使い、あらゆる物質への干渉を可能とする少女、雫下ミコト。科学の一歩先を行く彼女は“最新の魔法遣い”と呼ばれていた。ある日彼女と助手を務める神代ヒビキが所属する先進技術総合研究所に伊織という少女が訪ねてくる。同時に先総研が何者かの襲撃に遭い、ヒビキ達は存在しないはずの次世代AIを巡る戦いに巻き込まれることに―。未知の科学が紡ぐ、最新の魔法遣いの物語が今、幕を開ける!!




ミライショウセツ大賞優秀賞作品
独立行政法人先進技術総合研究所(先総研)の襲撃から怒涛の展開の連続。『高度に発達した科学は魔法と区別がつかない』を体現したようなミコトの魔法、人工知能を備えたAIが普及している世界、いつの日かこんな時代がくるのかもしれないという想像力が掻き立てられた。AIに絡めてIT関連の専門用語が出てくる場面もあるけど、ソフトな表現で抑えてあるので字面からイメージできるので読みやすかったです。