働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している (11.5)

俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している (11.5) (角川スニーカー文庫)

《あらすじ》
みんな大好き「のうコメ」もいよいよクライマックス―の前にボーナスステージ!ギャルゲー、RPG、果ては江戸時代!?異世界トリップしても平常運転の絶対選択肢のせいで奏の人生はやっぱりハードモード。さらには新キャラ堅物風紀委員長(♀)にも魔の手が…?女子にも容赦ない選択肢さんの鬼畜っぷりをご覧下さい。奏の残念学園ライフを描いた“*モザイク注意”な幻のコミックも収録。書き下ろし満載のファン必読短編集!

終わりよければ全てよしと言わんばかりにいつにも増して下ネタトークと選択肢の連続。絶対選択肢を目の前にすると異世界トリップすらも平気で発生して、えげつない展開の連続がいつみても面白いですね。
本編もクライマックスに近づきつつあるなかで絶対選択肢を押し付けてくる神との全面対決を目前に控え、奏での過去やら本命のヒロインを決めるべくして立ちはだかった困難を書いたシリアスな部分が多かった気がするなかで、原点回帰? といった感じでのうコメの下ネタトークを楽しむことができて良かったです。所詮は短編集なんだから、本編に深く影響しない範囲であれば何をやっても許される! そんな雰囲気もあってかいつもよりも余計にカオスにはじけている天草奏を交えたヒロインたちの激しい応酬が最高に面白い。
それを思うとこれだけの長期にわたって続いていたシリーズが完結を迎えつつあるのが残念で仕方がないですね。まあ新作が出ることは概ね確定しているみたいですし、そっちのほうも楽しみにしつつのうコメの最終巻も楽しみたいと思います。