働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

伊達エルフ政宗

伊達エルフ政宗 (GA文庫)

《あらすじ》
高校生、真田勇十は戦国時代の真田幸村として転生した―。しかし、そこで出会ったのは眼帯のエルフ!?彼女こそ大名の伊達政宗だという。「同じエルフでも最上のようなダークエルフと一緒にするなよ」織田サタン信長が覇道を進む、この世界で、戦国時代の歴史を知る真田勇十は生き残ることができるのか?「私は必ず奥州を統一する。奥州だけではない、羽州もだ。奥羽を統一してやろう」「東北だけじゃ狭いです。天下狙おうぜ!」「それは…ちょっと難しいかもな」「そこは乗っかってこいよ!」森田季節×光姫満太郎が贈る異世界転生×戦国ファンタジー!

戦国時代の有名な武将たちがもしも異種族だったら……、伊達政宗がエルフ、織田信長がサタン、最上義光ダークエルフ、魔法が飛び交う戦国ファンタジー。
戦国時代を舞台にしたライトノベルは『織田信奈の野望』が有名だと思うけれど、日本の史実や地名をもとに登場人物たちが行動する部分があるので、「地理の知識が無さ過ぎて情報が入ってこないw」という節が何度かありましたね。しかし、地理がわからないがために、戦争で自軍と敵軍が日本のどこにいて、全体の戦局がどういう状況に立たされているのかという情報がなくても、最終的には『勝ったのか負けた』の一点。これだけがわかれば、ストーリーを読み解く上で必要な部分の情報が最低限度入ってくるので大丈夫でした。
他にも、真田幸村に転生した日本の高校生真田勇十と伊達政宗(エルフ)陣営の武将たちが戦いの場で活躍するシーンや伊達正宗の独眼竜の裏に隠されたエピソードなどの興味をそそられるシーンも豊富にあって、十分に楽しめる作品でした。