働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

緋弾のアリア XXII 彗星よ白昼夢に眠れ

緋弾のアリア XXII 彗星よ白昼夢に眠れ<緋弾のアリア> (MF文庫J)

《あらすじ》
東京武偵高校、そこは武力を行使する探偵―通称『武偵』を育成する特殊な学校。強襲科の超エリートでSランクの最強武偵・アリアのパートナーに選ばれてしまった(普段は)ただの一般人・遠山キンジ。緋緋色金の謎を解き明かし、緋緋神を宇宙に還したのも束の間、キンジは不知火と旧公安O課に殺人容疑で逮捕されてしまった。絶対的な戦力と公権力を兼ね備えた巨O課は、4月で高3になるキンジを自分たちの一員として強引に抜擢しに来たのだ。しかしキンジは自分ですら思いも奇らなかった“ある出来事”でそれを退け…?大スケールアクション&ラブコメディー第22弾!

遠山キンジ(人間)の目の前に立ちはだかる強敵はいつもいつも「こんな強いやつになんて絶対に勝てないだろ!!」と思えるような超人・人外生物・ファンタジー生物のオンパレードで、“バトル”の面白さと熱さを極限まで煮詰めていったクオリティーがある。
世界人外ランキングに見事名前を並べられることになった遠山キンジも、突き詰めれば銃弾一発で致命傷を受ける肉体を備えたごく普通の高校生男子。そこから、神経伝達速度を極限まで引き上げるHSSの力とこれまでの激闘で編み出した必殺技を駆使することで、敵の人外度合いが際限なく引き上げられる中でも、全力を出し切ってギリギリ互角の戦いに持ち込むまでいくところが素晴らしい。
『レーザー光線を防ぎ』『ミサイルを受け流す』『銃弾を弾く』『銃弾を受け止める』……etc。肉体と手持ちの道具だけでよくここまでオールラウンドに攻撃・防御手段に繋げる手段を思いつくなと感心してしまいますね。
そしてmここまでロングセラー作品なのに、中だるみが一切なくどの巻も毎回、前巻を超える面白さを提供してくれて、かつ続きが気になる引きで〆てくるので、新刊が出ると真っ先に手が伸びてしまう。