働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

緋弾のアリアXXIII 不可知の銃弾

緋弾のアリアXXIII 不可知の銃弾 (MF文庫J)

《あらすじ》
東京武偵高校、そこは武力を行使する探偵―通称『武偵』を育成する特殊な学校。強襲科の超エリートでSランクの最強武偵・アリアのパートナーに選ばれてしまった(普段は)ただの一般人・遠山キンジ。兄・金一を表舞台から消すきっかけを作った雑誌記者ひばりが、今度はキンジに取材を持ちかけてきた。ひばりを殺そうと企む旧公安0課の可鵡韋、死に至る病・對卒、新たな超人組織『N』の脅威がキンジに迫る中、さらに父の仇・伊藤マキリが動く。世界に分断と崩壊の暗雲をもたらす巨悪に、キンジとアリアが今立ち上がる!大スケールアクション&ラブコメディー第23弾!

キンジ VS 伊藤マキリの超人同士の大スケールガンアクション劇を目撃したときの第一声は「こんな強いやつにどうやって勝てっていうんだよ!!!」から始まるのはもうシリーズ恒例。明らかにキンジより一枚も二枚も上手の強敵に命をかけた一発勝負を戦い抜く展開。「今度はいったいどんな即興新技が炸裂するのかな」「ミサイルを受け流すのか?」「弾丸を素手で止めるのか?」「至近距離からレーザーを回避するのか?」「跳んでくる銃弾を打ち返すのか?」、これを全部人間業の範疇で実現させるのが鳥肌。
ヒステリアモード時の頭脳で戦局を冷静に分析して勝利に導くためのスゴ技の連発は、これまでの死闘を潜り抜けてきたことで身に着けた技術が総動員されていて、シリーズが進むにつれてスケールが壮大になっていくのがもう最高。

緋弾のアリア』は20巻の大台を超えてこれだけ長きにわたって刊行され続けてきたけれど、心の底から「ずっと続いてほしい、いつまでも読み続けていたい」と思える作品。ついでに、キンジがこれまでたぶらかしてきたヒロインたちが(こぶいちさんのイラストもあって)例外なくクソ可愛い。ワールドワイドに現地妻を量産して世界中を渡り歩いている武偵なだけに、ヒロインキャラに事欠かない。ローマ武偵校への留学先へも随伴するリサがまたクソ可愛くてたまらない。ルックスも性格も胸のサイズもアリアより優れてるし、ここ最近の登場頻度も高いし、メインヒロイン後退しようぜ。