働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

異世界とわたし、どっちが好きなの? 2

異世界とわたし、どっちが好きなの?2 (MF文庫J)

《あらすじ》
異世界は存在し、それが妄想の産物ではなくなったことを知った俺、市宮翼は、転移するチャンスをふいにし、現実世界で鮎森結月と一緒にいることを選んだ。今や恋人の結月とラブラブで、バカップルといっても過言ではないのだ!そんな俺だったのだが、女神さまに呼び出され(猪に轢かれかけ)、異世界転生的な手続きをする場所にまたも飛ばされる。そして女神さまは宣った、「バカップル選手権に出ないか」と。あらゆる世界からバカップルが集いそのトップを競うという謎のイベントに挑むことになった俺と結月。そんな俺たちの前に、憧れの美少女エルフ嫁が現れて!?異世界厨なバカップルが贈る、異世界行きたいけどそれって本当に幸せなの?系ラブコメ!

バカップルなんて生ぬるい! もうこんなのは超バカップルだ!!
『異世界とわたし、どっちが好きなの?』 そんなもんノータイムで結月に決まってるだろ。恋人同士になってからの二人のクソ甘いやり取りを散々見せつけられてきたけれど、結月が翼に対してエッチなことに寛容な態度を見せるところとか、デートのさなかにとる何気ない仕草とか……、結月がとにかく死ぬほど可愛かった例を挙げだしたらもうこれはキリがないな。
それでいて、『バカップルラブコメ』のなかにちょいちょいオチが用意されていて、ラブコメとギャグの親和性の高さをあらためて痛感した。もうね、自然な会話とその場の流れでサラッとギャグに発展させてくるんだよ。
お姫様抱っこされて心酔している結月に向かって、たとえ抱いていたとしても「重い……」なんて本音を漏らしたら、そりゃグーパンチくらうよね。結月との交際を認めてもらうための彼女宅への訪問のはずが、彼女の両親に向かって「娘さんを僕にください」とまで宣言していたり、前提が“交際”から“結婚”にまで飛躍していた気がするけど、そこを突っ込んだら藪蛇になりそう。