働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

非オタの彼女が俺の持ってるエロゲに興味津々なんだが…… 8

非オタの彼女が俺の持ってるエロゲに興味津々なんだが…… 8 (ファンタジア文庫)

《あらすじ》
高校3年生の春、俺に初めてエロゲを教えた美少女・橘未来から告白された!?萌香との約束を守るため、断ったけど…「ち、違うわ!私は小田桐くんに『彼氏のフリ』してほしかっただけ!」エロゲ声優をやっている彼女が、メインヒロイン役を掴むため、「エロゲ主人公」として練習に付き合えって!?しかも、萌香からは「信じてるから大丈夫」ってまさかのOK!?手を繋いだり、抱き寄せたり。主人公らしい行動を要求する未来。「あと、この縄で私を縛って」それ、ハードル高すぎ!「…どう?私とのデート、楽し過ぎて、そろそろ本当に付き合いたくなってきたんじゃない?」…これ、本当に演技?

僕は知ってるぞ! “彼氏のフリ”は好きなのを隠すための常套句だということを!!

彼女持ちで遠距離恋愛中のくせに、エロゲ声優をやっている美少女から好意を寄せられるなんて。肝心の彼女本人からも「信じているから大丈夫」のお墨付きもいただいていて、ベタに萌香の心中をかき乱して密かに怒りのボルテージをためているのかと思いきや、そのような描写は全くなし。察しました、一真と萌香の恋愛関係はちょっとやそっとでは崩れないことを……。

このシリーズ、既にいろいろありすぎて関係が強固すぎる。ラブコメにおいては恋人関係がゴールラインかと言うと、もうとっくの昔に達成していて何なら両家の両親とも軽い面識もあるし、未成年ができる健全なお付き合いはすべてコンプリートしているからこれ以上は何で楽しませてくれるのかと思っていました。
しかし、よく思い返してみると萌香と部長関連でまだ回収していない伏線がいくつかありましたね。シリーズ第8巻のクライマックスにかけて触れる場面があって、久しぶりに思い出しました。

長期シリーズの作品で軌道に乗っている作品ですが、個人的には『俺が好きなのは妹だけど妹じゃない』よりは絶対に面白いと疑っていない作品ですしむしろこっちをアニメ化しろよクソ野郎なので、まだの人は是非読んでください。