働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

六畳間の侵略者!? 30

六畳間の侵略者!? 30 (HJ文庫)

《あらすじ》
新たな春を迎え、六畳間の面々は無事(?)揃って進級できることに。晴海が大学生になったり、孝太郎たち三年生の輪にクランが加わったりと大きな変化がある中、ひときわフレッシュな挨拶が通学路に響き渡る。「おはようございます、コウ兄さん!」「コータローさまの幼馴染み!?本当ですかっ!?」新一年生としてついに“あの”キャラたちが吉祥春風高校に!?波乱万丈の高校生活、最後の一年が賑やかにスタート!

神聖フォルトーゼ皇国から留学生を吉祥春風高校に招き入れ日本とフォルトーゼの間に国交を結ばれることになりました。それにより、フォルトーゼの先進技術を手に入れ悪用しようと画策する非合法組織が登場したり、今以上にサンレンジャーたちの活躍が重要視され窓際部署から一気に花形部署として羨望の眼差しを向けられたり、新年度を境にいろいろな変化が見受けられて新鮮でした。
六畳間の侵略者シリーズも30巻の大台に突入するまでに多くの伏線が回収されてきたけれど、孝太郎たちが高校三年生となった今でもまだまだ多くの物語を紡いでいきそうで楽しめそうなシリーズです。

新キャラといえば、マッケンジーの妹も入学してきて既存キャラクターたちの絡みに新しい風を吹き込んでくれるがごとくガンガン孝太郎たちの絡みがあって面白かったですね。もっとも、彼女が入学した年度とフォルトーゼ留学生がやってきたタイミングがダブった結果、宇宙を超えたトラブルに居合わせて巻き込まれることになるのは不憫でしかない。
吉祥春風市内でフォルトーゼ勢力が暗躍したことで、青騎士のモデルとなった孝太郎の英雄譚が日本でも披露されることになり、目撃者第一号に松平兄妹が抜擢されたときは驚愕しました。とうとう孝太郎の正体を近しい人間にも明かすことになるとは予想もしてませんでした。