《あらすじ》
14歳がイラストレーターになるには!?「家族は賛成してくれてる?友達に笑われない?才能ある?」イラストレーターを目指すことにした乃ノ香は、実力者である京橋彩華に指導を願い出る。ところが、すでに彼女は別の弟子を教えていた!?美人で歌えて絵も描ける女子高生―海老名水織が乃ノ香の前に立ちはだかる!?アニメ化企画が動き出し、悠斗は関係者たちと打合せしたり、膨大な依頼をされたり、マリィの服を脱がせたり!?そんな彼に対するナスの気持チ少ケ糧ウ…希望と現実、そして欲望に振り回される、イラストレーターのガチな日常を大公開な、第6弾!
14歳の中学生がイラストレーターを目指すことになり、高校・大学の進学先の候補について検討したり、夢を見る少女にイラストレーター稼業を続けていくための苦難をソフトな表現でストレートに投げかけるシーンが多々あり、イラストレーターのガチな日常を描く本作品らしさがあって最高でした。
乃ノ香の年齢を鑑みて将来への幅広い選択肢があり才能がひしめき合うクリエイター業界に足を踏み込むには、根底にあるクリエイターとしての技量もまだ未知数。伝手で最前線で活躍するプロのイラストレーターである京橋彩華の指導のもとで絵について学び始め乃ノ香の指導の成果を目の当たりにして驚きを得るシーンもあったが、乃ノ香に対して具体的に言及しているシーンはなかったので今後の成長に期待が持てる有望株です。
乃ノ香のクラスメイト男子の恋愛事情に関しては何も進展なし。いきり系男子オタクが告白以前に爆死する未来しか見えないのは笑えます。
そのうち、乃ノ香の校外での活動に大きな影響を及ぼすであろうことは明白だけれど、彼にはそれまでかませ犬に徹してもらいます。
他にもナスキュウさんがユウトの自宅を間借りしたことで、たまたま目撃した1枚のイラストをきっかけに彼女のクリエイター人生に影響を及ぼしそうな予兆が見えてきたり、今後の展開も非常に気になってくる作品でした。